人気映画『バック・トゥ・ザ・フューチャー』（1985年）のドク役で知られる俳優のクリストファー・ロイドが、同作で主演俳優が変更された時に抱いた不安について明かしている。
映画史に残るSF映画『バック・トゥ・ザ・フューチャー』。この映画で主人公マーティ・マクフライを演じているのは俳優のマイケル・J・フォックスだ。しかし実はこの作品で主演に抜てきされたのは、若手イケメン俳優のエリック・ストルツであった。
‘Back to the Future’ Almost Starred Eric Stoltz and Not Michael J. Fox https://t.co/ECMdyVlzAV pic.twitter.com/R2HpikRLmy
— IndieWire (@IndieWire) January 31, 2022
製作開始から6週間が経った時、映画製作陣がエリックはこの役にふさわしくないと感じたため、降板させられることとなった。その後、マイケルが起用され、その後、マイケルが起用され、マイケルは夜間に映画撮影、昼間にドラマ「ファミリータイズ」の撮影を行うという契約となった。
今回、雑誌「GQ」のインタビューに登場したクリストファー・ロイドは、映画でエリックからマイケルに引き継がれた時の心境について語った。
クリストファー・ロイドは、「エリック・ストルツはすばらしい俳優だ。ある晩、ショッピングモールの冒頭のシークエンスを撮影していたら、午前1時にあるトレーラーに来るように言われたんだ。スティーヴン・スピルバーグがそこにいて、（役者の）変更のアナウンスをしたんだよ」と、当時を振り返った。
主演が変更になり、クリストファーは新しい俳優との相性を見出すのが心配だったという。
「私が一番恐れていたのは、ドクを正しく演じるために本当に努力していたから、『もう一度それをやるために盛り上げられるかどうか』と思ったんだ。だから、心配だったんだ。でも、すべてうまくいったよ」
「彼らはただ、コミカルな才能を持った人が必要だと判断したんだ。マイケルとは、ずっと相性がよかったんだよ」と、心配とは裏腹にマイケルとも息ぴったりの演技をすることができたと明かした。
第一作目公開から今年で37年が経つ、『バック・トゥ・ザ・フューチャー』。今でも人気を博すこの作品についてクリストファーは、「最初に映画が公開されたときに見た子供たちが成長し、子供ができて、その子供たちがこの映画とともに人生をスタートさせた。多くの人が私のところに来て、私が彼らの子供時代を作ったとか、映画が彼らの子供時代を作ったとか、彼らはこの映画の影響でエンジニアや科学者や外科医になったとか、そういうことを言うんだ。そのような影響を与えた作品は他にはないでしょう」と、この映画の偉大なる遺産について語った。
