3DCGTVアニメーション「スター・ウォーズ:クローン・ウォーズ」でカットされたシーンが、ボバ・フェットのナゾを明らかにするカギを握っていたようだ。
ディズニー公式動画配信サービス「ディズニープラス(Disney+)」で先日配信された「ボバ・フェット/ The Book of Boba Fett」の第6話。多くの『スター・ウォーズ』キャラクターがカメオ出演し、ファンをよろこばせたが、物語の最後に登場したキャド・ベインだけは、それほど注目を集めなかった。しかし彼は今後、物語の展開に欠かせない重要人物となる予定だ。
[PR]これまでキャド・ベインは、『スター・ウォーズ』のアニメシリーズ「スター・ウォーズ/クローン・ウォーズ」にしか登場してこなかった。そのため『スター・ウォーズ』ファンの中には彼のことを知らない人もいることだろう。しかし彼は、ボバ・フェットの父ジャンゴ・フェットの次にあらわれた「銀河最強の賞金稼ぎ」であり、ジェダイとの戦い方を知っている人物でもあるのだ。
そんなキャド・ベインは、現時点で「銀河最強の賞金稼ぎ」であるボバ・フェットに「賞金稼ぎのノウハウ」を教える役割も担っていた。
ところが2人は、最終的に対立することになる。「クローン・ウォーズ」の最終シーズンでは当初、その宿命の決闘が描かれていたのだが、諸事情によりカットされてしまっていたのだ。
そんな中、実写版キャド・ベインの登場により、当時カットされた初期版のシーンがネット上に流出した。
そしてこのシーンこそが、キャド・ベインというキャラクターの物語における重要性を説明しているだけでなく、ボバ・フェットのヘルメットに隠されたナゾも解決するものだった。
The biggest thing I’m hoping to see in the finale of The Book of Boba Fett is a flashback to Boba and Cad Bane’s duel. The deleted scene from Clone Wars is canon and this would be the perfect way to show it off. Anything to see Boba in his classic armor again too! pic.twitter.com/QM48Ly8XLj
— Block A 🎃 (@VillainousComix) February 4, 2022
ボバ・フェットのヘルメットは、右上に円形のへこみがあり、塗装がはげて白くなっている。『スター・ウォーズ』ファンにとって、これは長年のナゾだった。しかし今回公開されたシーンを見てみると、決闘の際キャドが放った弾丸がこの場所にあたっていたことがわかるのだ。
このシーンは『スター・ウォーズ』における正史ではないことから、今後ドラマ内で書き換えられる可能性もあるかもしれない。それでも、キャド・ベインが物語の重要人物であることに、まちがいはないだろう。