俳優のアレック・ボールドウィンが、昨年10月に発生した映画『Rust(原題)』の銃誤射事件の被害者であるハリナ・ハッチンスさんの遺族から訴えれらた。
ハリナさんの家族の弁護士は先日、アレックに対して不法死亡の訴訟を起こし、また「Killing of Halyna Hutchins on the set of ‘Rust’」というアニメーション映像も公開された。この映像では事故が起こった当日をCGで再現しており、銃が誤射された瞬間も収められている。
遺族の弁護士ブライアン・パニッシュ氏は、ロサンゼルスの記者会見に出席。「罪がある人はたくさんいます。しかしボールドウィンさんは武器を持っていました。彼が撃たなければ、彼女は死ななかったでしょう」と述べた。さらに「ボールドウィンさんにはかなり責任がありますが、他の人にももちろんあります。この訴訟が目指すのは、無意味だった悲劇に責任がある人への公正な配分を評価することなのです」と続けている。
またパニッシュ氏は「何が起こったかは明らかだと思います」「彼は銃を持っていて、発砲し、彼女は殺されてしまった。専門家が見て判断すると思いますが、我々はこれが武器の欠陥が原因だとは考えていません」とコメントした。
事故が発生したのは、現地時間10月21日。ニューメキシコ州サンタフェのボナンザクリーク牧場で『Rust(原題)』を撮影中、アレックは銃を構えていたが、その銃が発射され、撮影監督のハリナさんが致命傷を負った。彼女は42歳だった。アレックが持っていたリボルバーなどはその後、調査にまわされた。アレックは事故後のインタビューで「引き金は引いていない」と主張している。
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