米国発の有名下着ブランド「ヴィクトリアズ・シークレット」が、ダウン症の女性モデルを起用したことが明らかとなった。
「ヴィクトリアズ・シークレット」は1977年に設立されたアメリカ発のファッション&ランジェリーブランド。かつて、同ブランドに所属していた専属モデル(通称:エンジェル)は世の女性のあこがれとして注目を集め、ブランド人気をけん引。また、ミランダ・カーや、カーリー・クロス、キャンディス・スワンポールといった数々のスーパーモデルを生み出した。
また、「ヴィクトリアズ・シークレット」と言えば、年に一回、豪華絢爛(ごうかけんらん)なファッションショーを開催。圧倒的なスタイルと美しさを誇るモデルたちが下着姿でランウェイする姿は、毎度話題となった。
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かつてはバツグンの地位を誇っていた「ヴィクトリアズ・シークレット」だが、次第に“多様性”が叫ばれるようになり、同ブランドは「女性に画一的な美を押しつけている」といった批判を浴びるように。こういった意見を受け、同ブランドは2018年を最後に長らく続いたファッションショーを中止。代わりに多様性を体現する女性を新たな広告塔として起用する「VS・コレクティブ」を発表、大幅なリブランディングを行ったのだ。
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ブランドの方向性を一新し、生まれ変わった「ヴィクトリアズ・シークレット」はこのほど、ダウン症のモデルを初めて採用したことを発表。プエルトリコ出身のソフィア・ジラウ(Sofia Jirau・25)は、2020年のニューヨーク・ファッション・ウィークでデビューをはたしたばかりの新人モデルだ。
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彼女のインスタグラムは、VSモデルに起用されたことをよろこぶ投稿であふれ返っており「プエルトリコ、この勝利はみんなのものよ」「ある日、私は(VSのモデルになることを)夢見て、そのために働き、そして今日、その夢が叶いました。私はついに大きな秘密を話せる…私はヴィクトリアズ・シークレットの初のダウン症モデルなの!」などと、つづられている。
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なお、新VSモデルに起用されたソフィアはさっそく、日常的に着る下着の最新コレクション「Love Cloud」キャンペーンに登場。同広告には、ジャスティン・ビーバーの妻であるヘイリー・ビーバーも参加している。
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