アンドルー王子の性的虐待裁判が、思わぬところへと飛び火する事態となっている。
2月15日(火)英エリザベス女王の次男アンドルー王子による、性的虐待疑惑の裁判が和解という形で一旦の結末を迎えた。アンドルー王子は昨年、当時未成年であったヴァージニア・ジュフリーさんに対し複数回性的虐待を加えたとして訴えられていた。
王子は疑惑を完全に否定したものの、エリザベス女王は今年1月、王子の英国王室での称号や軍での地位を返上すると発表。アンドルー王子は「民間人」として裁判にのぞむとされていた。そんな中、裁判は原告であるヴァージニア・ジュフリーさんの被害者救済を目的とした慈善団体に、アンドルー王子が多額の寄付をすることで合意したとされている。
当初は非公開とされていた寄付金額だったが、Telegraph紙がその金額について1200万ポンド(約18億7617万円)にのぼると明らかにし、さらにエリザベス女王がその資金を援助するとも報じた。
その結果、このニュースが思わぬところへ飛び火。2020年3月に英国王室を離脱し、現在はアメリカのカリフォルニア州に暮らすヘンリー王子とメーガン妃夫妻がなぜかSNS上でトレンド入りする事態となったのだ。
お騒がせカップルとして度々注目を浴びるヘンリー王子&メーガン妃だが、あるツイッターユーザーが「(アンドルー王子の巨額の和解金は払ってもらえるのに)それでも、ヘンリー王子とメーガン妃の警備費は支払おうとしないんだね」とつぶやいたところ、このツイートは多くの「いいね!」を獲得。
前述のツイートに追随するかのように、ほかのユーザーからも「理不尽な理由で英国王室から破門され、人種差別をしないよう訴えている2人のことを思い出してほしいものだ」「ヘンリー王子とメーガン妃が英国王室の評判を下げたわけじゃない」「王室はヘンリー王子とメーガン妃によって分断されたわけじゃない」などといった、夫妻を擁護するコメントが続出している。