俳優のジョニー・デップが2月15日(火)、セルビアの建国記念日にて勲章を授与されたことが分かった。
ジョニー・デップはこの度、「公的・文化的活動、特に映画芸術の分野とセルビア共和国のプロモーションにおける優れた功績」が認められ、同国のアレクサンダル・ヴチッチ大統領から勲章を与えられた。
この授与式はジョニーが主演した2021年の映画『MINAMATAーミナマター』のロケ地ベオグラードで開催されている。
授与式の中でコメントしたジョニーは、現在、新しい人生を歩んでいると明かしている。
「ヴチッチ大統領、この勲章を授与してくださったこと、心からありがとうございます。このような場に立たせていただいたことにも、御礼申し上げます」と感謝の言葉を口にしたジョニーは、「私は現在、新しい人生を歩んでいる途中です。私自身、この再出発を気に入っています。そして、その再出発のスタート地点がこの場所であることも、とてもうれしく思っているのです」と、ベオグラードが特別な場所であることを付け加えた。
なお、ジョニーはこれまで『MINAMATAーミナマター』を含むさまざまなプロジェクトにセルビアと共に取り組んできた。最近では、セルビアで制作されたアニメシリーズ「Puffins」に登場するキャラクターの声もつとめているという。
ジョニーといえば2016年、女優のアンバー・ハードとの離婚が成立。しかしその後アンバー・ハードがジョニーからのDVを告発したことから、事態はドロ沼化。法廷バトルが勃発した。さらにジョニーは2020年、自身を「DV夫」と表現した英タブロイド紙との裁判に敗訴している。
この一連の件により、すでに出演が決定していた『ファンタスティック・ビースト』シリーズの続編から降板させられた上、代表作のひとつである『パイレーツ・オブ・カリビアン』続編への参加も不透明となっている。