イギリス人のインフルエンサーであるオリ・ロンドン。彼は人気K-POPグループBTSのメンバーであるジミンにあこがれ、何度も美容整形を重ね、さらに自分を韓国人だと認識しているとコメントしたことで物議を醸していた。そんな彼が、ペニスの縮小手術で「100%韓国人」になりたいと発言したことで、再び炎上している。
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80万人以上のTikTokフォロワーを持ち、「they/them」の代名詞を使うオリは、ジミンに近づくためにこれまで20回以上の美容整形を受けた。そして今回、「100%韓国人」になるためにペニスの縮小手術を希望するとNewsweekに語ったのだ。
オリは自身を韓国人だと繰り返し主張し“トランスレーシャル”だとしていることから、ネット上で物議を醸している。これに対しオーストラリアのエディス・コーワン大学の学者が「人は人種を受け継ぐように性別を受け継ぐわけではない。トランスジェンダーと認識するのと同じように“トランスレーシャル”と認識することはできない」とつづっている。
オリがペニス縮小手術の計画を発表したのは1月29日。それ以来、たくさんのソーシャルメディアユーザーはオリを文化的流用だと非難し、アジア人男性に対するステレオタイプを助長していると指摘した。一方オリは「韓国の社会をサポートしたい」とコメントしている。
オリがこの手術をする理由について「韓国の誰かを怒らせたい」というわけではなく「単に韓国の平均サイズに基づいた手術を受けたい」としている。
Paper Magazineの寄稿編集長である韓国系アメリカ人ジャーナリストのサンドラ・ソングは、オリの行為が“不快である”と書いている。彼女はペニスのサイズに関するオリの発言は、韓国人男性を弱く女々しいと描くための人種差別的ステレオタイプを補強するものだと考えていると語った。
ジャーナリストや専門家など、さまざまな著名人から批判が相次いでいるオリ。果たして今後も“韓国人”として活動していくのだろうか・・?