メキシコの夜空に突然現れた飛行物体が話題となっている。
TikTokユーザーのニッキー・ビーザーが2月初めに投稿したのは、光を放ちながら夜空を横切るナゾの物体。明らかに流れ星でも飛行機でもない。
この動画はメキシコ南端の町カボ・サン・ルカスにある有名日本食レストラン「Nobu」のテラス席から撮影された。ディナーを楽しんでいた人々は突然の未確認飛行物体に衝撃を受け、思わず箸を落としてしまったのだという。
@nickybeezer Tiktok, what was this? Nobu Cabo San Lucas, Mexico – 2/5/2022 #space #spacex #aesteroids #fyp #viral #galaxy #night #mexico #shootingstar #sky #nobu ♬ original sound – NickyBeezer
動画を投稿したニッキー・ビーザーも「一体アレはなんなの！？」とおどろきを隠せない様子だ。
この動画はすでに650万回以上再生されており、ユーザーからは「アレは何！？かしこい人教えて！」というコメントや、「これホンモノ？何回かみたことあるけど、宇宙人がぼくたちを本当の星に連れ帰ろうとしているんじゃないかな（笑）」といったコメントが寄せられ、興味津々な様子だった。
そんな中、宇宙生物学の博士号候補者でNASAの一員であるレナ・ヴィンセントから有力な情報が寄せられた。
彼女はこの動画に、「これはおそらく、スペースX社によるスターリンク衛星ね。地磁気嵐で正常な軌道に乗れなかったのでしょう」とコメントしたのだ。
スターリンク衛星はテスラ社CEOとしても知られるイーロン・マスクによる宇宙関連企業「スペースX」が2月3日に「ファルコン9」というロケットで打ち上げていた。
また、MITのエンジニアでネットフリックスの教育番組「エミリーのワンダーラボ」を担当するエミリー・カランドレッリも、自身のTikTokアカウントでレナ・ヴィンセントの主張を支持している。
動画の中で「これはほぼ間違いなく、イーロン・マスクのスターリンク衛星ね」と語ったエミリー・カランドレッリは、「太陽表面で起きる爆発現象『太陽フレア』が原因だと考えられるわ。スペースXは1億ドルほどの損害をこうむるんじゃないかしら」と続けている。
