ミラ・ジョヴォヴィッチが、ロシア・ウクライナ情勢に心を痛めている。
2月25日(金)、ウクライナ出身の女優のミラ・ジョヴォヴィッチが自身のインスタグラムを更新。長文のテキストメッセージを投稿し、ロシア・ウクライナ情勢に対する心境を明かした。
ミラのコメントは、「今週、私の生まれた地であるウクライナで起こった一連のできごとに、心を痛め、言葉を失う程の衝撃を受けています」との一文で始まる。
さらに「空爆される私の国。そして人々。友人も、家族もみんな身をひそめています」とつづったミラは、自身がウクライナとロシア両方にルーツを持つことを明かした。
「私の血筋、そしてルーツはロシアとウクライナの両方にあります」と続けたミラは、「国が破壊され、家族が住む家を失い、彼らのこれまでの人生が炭化した破片となって転がっている。そんな恐ろしい展開を目にし、私の心は2つに引き裂かれているのです」と張り裂けそうな胸中を告白。
そしてミラは「父の故郷である旧ユーゴスラビアでの戦争について、家族から聞かされた当時のトラウマ、そして恐怖を思い出します。戦争。いつだって戦争なのです」と付け加え、「平和をもたらすことができない指導者たち。帝国主義という、強引な力。その代償を払うのは、いつも人々の血と涙なのです」と平和への思いを強く訴えた。
また、ミラは自身のアカウントに、ウクライナの人々への支援を行う団体のリンクを掲載している。
1975年、ウクライナの首都キエフに生まれたミラは、ロシア人の母とセルビア人の父を持つ。幼少期の大半は母の出身地であるモスクワで過ごしていたようだ。
ミラが5歳になった1980年、一家はソ連を離れ、ロンドンへ移住。その後ロサンゼルスにて現在のキャリアを築いている。
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