ネットフリックスで配信されている映画『TINDER詐欺師:恋愛は大金を生む』。この作品のモデルになっているサイモン・レビエフが、ある場所で引っ張りだこ状態だという。
マッチングアプリ「Tinder」を通して、知り合った女性をたくみにだまし、大金を奪い取った男の物語だ。このモデルとなったとされているのが、かつて詐欺容疑で有罪判決を受けたサイモン・レビエフだ。
そんなサイモン・レビエフは現在、作品のヒットを受けて、各地のナイトクラブから引っ張りだこの状態なのだという。
TMZが報じたところによると、レビエフはナイトクラブのゲストとしてのオファー1件ごとに20,000ドル(約231万円)を請求しているという。
現時点でレビエフには、アメリカ国内のフィラデルフィアやボストン、さらにはドイツやメキシコといった世界各地のナイトクラブから声がかかっているようだ。そして約231万円という報酬には、クラブでのボトルサービスのほか、プライベートジェット、5つ星ホテルのスイートルーム、黒いSUV車のサービス、さらに警備員2人のフルタイム雇用などさまざまな要求が含まれているという。
また、レビエフは以前、ハリウッドの敏腕マネージャーと契約し、今後は芸能関係の仕事にも積極的に参加していくのではないかと報じられていた。
中にはレビエフを複数の女性が奪い合う恋愛リアリティ番組やデートテクニックを伝授するポッドキャスト番組などの企画が持ち上がっているとされている。
そんな中、レビエフの被害者とされる女性の1人ペルニラ・シェホルムはPage Sixの独占インタビューに対し、レビエフについて「彼には『共感』という感覚がない。一種の障害なのよ」と語っている。そして彼女は、「彼は自分のこと以外、他の誰にも興味がないの」とつづけた。
また、最近ではレビエフ本人がインタビューに応じ、詐欺の意図を否定していたことについて、ペルニラさんは「インタビューを通して、今もなお彼の声を聞くことになる。それってとってもとっても辛いの。彼は『自分!自分!自分!』って主張してるだけ」と訴えている。