iPhoneに搭載されたある機能は、身長測定にも使えるようだ。
その機能とは、「計測」と呼ばれるアプリ。iPhoneには2018年から搭載されているが、身長まで測れることは知られていない。
この「計測」アプリは時計アプリや電卓アプリ、コンパスアプリなどと一緒に、iPhoneに標準搭載されているものだ。
iOS12以降にアップデートしていれば、iPhone SE やiPhone 6Sといった古い機種でも利用することができる。
「計測」アプリを立ち上げると、カメラが起動するようになっている。画面上に現れた白い点を長さを測りたいものの先端に持っていき、下部に表示されている「+」マークをタップすることで、始点が固定される。そして白い点から伸びる線を、長さを測りたい地点まで移動させ、さらにもう一度「+」ボタンを押すことで、長さを測定することができるようになっているのだ。
また、2020年以降のiPhoneにはLiDARスキャナが搭載されたことにより、これまで計測機能やARを起動する際に必要だった、「iPhoneに平面を認識させる」という作業が必要なくなった。そのため、アプリを立ち上げるとすぐに機能が利用できるという。
そんな便利な計測アプリ、最新バージョンではなんと、人の身長まで測ることができるのだという。
Apple社のサポートブログによると、身長をより正確に測るには、明るい照明の下、マスクや帽子などで顔が隠されていない状態で確認すると良いという。人物とカメラの距離は60センチ~3メートルほどあけるのがベストなようだ。
この機能では、身長が表示された状態で写真として記録しておくこともできる。
デート相手の身長を知りたいという場合には、「あなたの写真を撮りたいという名目」でこの計測機能アプリを使用できるかもしれない。