歌手のデュア・リパが、自身のヒット曲「Levitating」をめぐってあるバンドから訴えられている。
デュア・リパに対し裁判の申し立てを行ったのは、フロリダ州で結成された5人組レゲエバンド「アーティカル・サウンド・システム」だ。
アーティカル・サウンド・システムはデュア・リパの楽曲「Levitating」で使用されたキャッチーな曲調が、彼らの2017年の発表曲「Live Your Life」のものと酷似していると指摘。著作権侵害ではないかと訴えている。
TMZが入手した裁判資料によると、バンド側は2020年初めにデュア・リパらの楽曲を耳にしたと言い、そのとき自分たちの楽曲を「パクられた」と感じたという。なお、デュアの「Levitating」も2020年初めに制作がスタートしたと言われている。
一方、裁判資料にはバンド側が「なぜ」パクリであると信じて疑わないのか、その理由が記されていない。おそらく今後、裁判の中で徐々に明らかになっていくことだろう。
ネット上にはすでに、アーティカル・サウンド・システムの「Live Your Life」とデュア・リパの「Levitating」の比較動画が出回っており、“確かに似ている”“おどろくほどにソックリ”というような声が多数あがっている。両曲の歌詞は異なっているものの、コーラス部分が特に酷似していることから、バンド側が裁判を起こすに至ったのも当然と考える音楽ファンも少なくないようだ。
【動画】Artikal Sound System – Live Your Life (Official Audio)
【動画】Dua Lipa – Levitating Featuring DaBaby (Official Music Video)
バンド側はこの裁判にて、デュア・リパだけでなく所属レーベルのWarner Records、そしてその他のスタッフを相手どり、「Levitating」のヒットによって得られた利益と損害賠償を請求しているようだ。
なお現在のところ、デュア・リパ側はこの件について、特にコメントを出していない。
