人気歌手で女優のレディー・ガガが、批評家協会賞での女優ハル・ベリーのスピーチ中に涙を流したところを目撃された。
先日開催された、第27回批評家協会賞。同授賞式で、ハルはステージ上に立ち、ネットフリックスオリジナル映画『ブルーズド ~打ちのめされても~』について語った。彼女は本作で演じた役柄はもともと“私のような外見の人”のために書かれたものではなかったと説明した。それでも彼女は自分をその役にシフトさせ、監督としてこのプロジェクトを引き受けたのだ。
ハルはステージ上で、「ストーリーテリングは、私たちの意識を高め、自分自身や個々の状況の外側から考える手助けをしてくれます」「そうすることで、批判などをやめ、むしろ相手に対する思いやりと共感を見出すことができるのです」と映画作りについて語った。
また「私は30年間この業界にいますが、以前は白人の役を演じられたら勝ちだと思っていました。でもね、なぜそれがうまくいかなかったか知りたですか? それは、私は白人ではないからです」とジョークを交えながらスピーチした。
また彼女は続けて「だからこそ、女性が立ち上がり、私たちが自分たちの物語を語るこの瞬間に立ち、生きていることにとても感謝しています」とコメント。この感動的なスピーチにガガは涙を流し、このアワードで最も注目された感動的な瞬間となった。
『ブルーズド ~打ちのめされても~』は、ハル演じるMMA(総合格闘技)ファイターのジャッキー・ジャスティスが地下格闘技の世界にカムバックし、疎遠になっていた幼い息子が自分の人生に戻ってきたことで、過去の過ちを償おうとする物語。ハルは映画の撮影初日に、なんと肋骨を2本も骨折してしまったことも明かしており、彼女が精神を注いで作った一本となっている。
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