ティーン・アイドルの先がけとして、2000年代初頭、全米の子供たちから大人気だったヒラリー・ダフ(34)が、当時、「最高にストレスを感じた仕事」を告白した。
2001年、米ディズニー・チャンネルで放送されたTVシリーズ「リジー&Lizzie」(2001-2004)のヒットで、ブリトニー・スピアーズに続く、次世代のヤングセレブとして一躍人気者になったヒラリー。同シリーズはその後『リジー・マグワイア・ムービー』(2003)というタイトルで映画化され、加えてヒラリーは『12人のパパ』『シンデレラ・ストーリー』など数々の映画に出演。また、歌手としても活躍し、2003年に発表したアルバム「Metamorphosis」は、全米で400万枚近い売り上げを記録した。
【動画】「Metamorphosis」収録曲「So Yesterday」MV
現在、プライベートでは3人の子供をもうけ、仕事面はというと、大人気コメディ「ママと恋に落ちるまで」のスピンオフドラマ「パパと恋に落ちるまで」が好評のヒラリーは、Vanity Fair誌の動画インタビューに出演。“ウソ発見器”にかけられながら、さまざまな質問に答えるという同誌の人気企画に登場したヒラリーはその中で、“不安を引き起こした”という、Vanity Fair誌の過去のカバー撮影をふり返った。
★子供たちとのプライベート写真を頻繁(ひんぱん)に投稿しているヒラリー↓↓
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【動画】「パパと恋に落ちるまで」予告編(ディズニープラス)
2003年、Vanity Fair誌「It’s Totally Raining Teens(たくさんのティーン・セレブの台頭といったような意味)」と題された特集に起用されたヒラリー。同誌の表紙には、ヒラリーのほか、アマンダ・バインズ、オルセン姉妹、マンディ・ムーア、アレクシス・ブレデル、エヴァン・レイチェル・ウッド、レイブン・シモーネ、リンジー・ローハンといった、将来の活躍を有望視されている同世代の若手スターたちが一列に並んでポーズを決めるというものであった。
(写真左から)アマンダ・バインズ、アシュレイ・オルセン、メアリー=ケイト・オルセン、マンディ・ムーア、ヒラリー・ダフ、アレクシス・ブレデル、エヴァン・レイチェル・ウッド、レイブン・シモーネ、リンジー・ローハン
thinking about the 2003 vanity fair cover…. hilary duff front and centre where she belongs 😌 pic.twitter.com/3SrGmC6CLI
— m. h. murray (@yarrumhm) December 1, 2020
彼女たちがこうして表紙を飾ったり、テレビや映画に出られるのは実力はもちろんのこと、大衆からの「人気」があるからこそ。他者を蹴落とし這い上がっていくショービズ界において、同年代のセレブは気の置けない「知人」「友人」ではなく、基本的にはただの「ライバル」にしか過ぎないのだ。
加えて、この頃、ヒラリーとリンジーは、アイドル的存在で人気を博したアーロン・カーターをめぐり、確執が生じていた。なお、アーロンはこのとき雑誌の見開きページの撮影に参加。このことからも、ティーンがたくさん集まった撮影現場はかなりピリピリした雰囲気であったことは想像に難くない。
当時の心境について「『これ(この撮影)に含まれた私ってクールじゃん』って感じだったのを覚えている」と明かしたヒラリー。しかしながら、同年代のセレブが一堂に会した撮影は「ストレスがとても高く、不安を引き起こすような日」でもあったと述べている。
【動画】2003年のVanity Fair誌について話すヒラリー(該当シーンは約5:35秒頃~)
とはいえ、ヒラリーがこの表紙で腕を組んでいるマンディ・ムーアとは不思議(ふしぎ)なことに現在は大親友なのだとか。「それってとてもおもしろいわよね」と、ヒラリーは付け加えた。
★ヒラリー主催でママ友セレブたちが一挙集結!(マンディ・ムーア、アシュレイ・ティスデイルなど)↓↓
📸: @ashleytisdale via Instagram Stories on July 18th, 2021
•@Meghan_Trainor @TheMandyMoore @HilaryDuff pic.twitter.com/lt2BWqfw79
— Ashley Tisdale Daily (@TisdalesDaily) July 18, 2021
2003年のVanity Fair誌のカバー撮影については、以前、エヴァン・レイチェル・ウッドもツイッターを通じて「15歳だった私は初めて、自分のアイデンティティが消えていくのと、だまって言われた通りのことをしないといけないというプレッシャーを感じた。まるで自分が肉のような気分だった」とツイート。いかにプレッシャーのかかる撮影だったかを明かしていた。