今年5月に「ディズニープラス」で公開される『スター・ウォーズ』シリーズのスピンオフドラマ「オビ=ワン・ケノービ」について、新たな詳細が明らかになった。
今回、Entertainment Weeklyのインタビューに登場したのは、この作品に出演するユアン・マクレガーと、制作をおこなったルーカスフィルムの社長キャスリーン・ケネディ。
2人はインタビューの中で、制作の舞台裏で起こったあるエピソードを明かした。
キャスリーン・ケネディによると、同作は当初ホセイン・アミニが脚本をつとめる予定だったという。ところがこの初期の脚本の内容があまりにも暗かったことから、より明るいストーリー展開にするべく、脚本家を変更。これにより制作が2020年8月から2021年1月に延期されたという。
[PR]「私たちとしては、最終的に希望に満ちた、高揚感のある物語を作りたいと考えていたの」と語ったキャスリーンは、「『シスの復讐』直後のオビ=ワンの姿を描くのは簡単ではないわ。かなり暗い時期だから。でも、魔法の杖を振れば、作家が自分の思いを反映したストーリーを描いてくれるとは限らないのね」と、脚本家変更の経緯を明かした。
その後、脚本家のジョビー・ハロルドがバトンを受け、監督のデボラ・チョウとともに作品を練り直した。デボラ・チョウはストーリーについて、「我々は一部を受け継いだが、いくつか大きな変更をくわえ、異なる要素を追加している」と語っている。
またユアン・マクレガーは、「トーンが明るくなると聞いてガッカリするファンもいるかもしれないが、この作品はキャラクターを尊重しており、依然として暗いテーマも出てくるはずだ」とし、「彼は自分を失っていた。『シスの復讐』の最後でジェダイ騎士団に起こったこと、そして弟子だったアナキンに起こったこと、彼がダークサイドに堕ちてしまったこと。これらが重なって、彼の心は壊れてしまった。大きな責任と罪悪感をかかえていたんだよ」と、オビ=ワンというキャラクターを分析している。
ドラマ「オビ=ワン・ケノービ」は、5月25日(水)16 時よりディズニープラスにて独占配信開始。