アンジェリーナ・ジョリーが、重要な政治的瞬間に立ち会っている。
3月16日(水)、女優で人道活動家のアンジェリーナ・ジョリーが姿を現したのは、ワシントンD.C.にあるホワイトハウスのイーストルームだった。
この日、ホワイトハウスではジョー・バイデン米大統領が「Violence Against Women Act (VAWA/女性に対する暴力法)」に署名したことを記念するイベントが開催された。
「女性に対する暴力法」は、女性が被害者となる家庭内暴力やデートDV、ストーキング行為等を防止、対処するためのもので、1994年に初めて、当時の大統領ビル・クリントンが署名し法律として制定された。このとき、上院議員だったジョー・バイデン現大統領も草案の作成にたずさわっていたのだ。
この法律については2018年に一度失効していたが、今回バイデン大統領が署名したことで、プログラムのすべてが2027年まで認可されることになった。
一方、アンジェリーナはこの法律を復活させるべくかねてから活動していた。先月には記者会見を開き、国会議員に向けて「女性に対する暴力法」の改正を呼びかけている。
この中でアンジェリーナは、「国家権力の中心に立ち、私は彼女たちを守り切ることができていないこのシステムによって、加害者からの暴力により無力感を与えられたすべての女性たちに思いをはせています」と訴えていた。
またアンジェリーナは先週、米議会で法律の再承認が可決された際、インスタグラムに「今日、私は暴力から解放されたすべての子どもたちと家族のことを考えています。彼らは、よりよい人生を送るチャンスを得られたのです。次のステップは、バイデン大統領の署名ですね」とつづっていた。
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