デヴィッド・ベッカムが、ウクライナへのサポートを表明している。
サッカー元イングランド代表で、依然として大きな影響力を持つデヴィッド・ベッカムは先週末、自身のインスタグラムアカウントをウクライナのイリーナ医師に譲り渡すことを報告した。
イリーナ医師はウクライナの首都キエフにある周産期センターで、妊婦の出産をサポートする医師たちのトップをつとめている。
ベッカムは投稿した動画の中で、このような行動をとった理由について、「イリーナ医師を含む医療従事者が、ウクライナで一人でも多くの命を救うべく、すばらしい活動をしていることを知ってほしかった」と説明している。
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イリーナ医師は譲り受けたアカウントに動画を投稿。ロシアの軍事侵攻から数週間、24時間休みなく働き続けているとし、「最初の数日間が最も困難でした。爆発や空爆から身を守りながらどのように活動していくか、探っていかなければならなかったからです」と、戦争下での医療の難しさを訴えた。
その上で、「私たちは命がけで仕事をしています」と語り、「私たちは自分たちの仕事を愛しています。ここにいる医師も、看護師も、心配しています。涙を流します。しかし、誰一人としてあきらめることはありません」と続けた。
さらに、今回の侵攻を受け、妊婦や産後の母親たちを全員施設の地下シェルターに避難させたことを明かし、「私たちがともに過ごしたあの3時間は、とてつもなくひどいものでした」と振り返っている。
BBCによると、国際児童基金(ユニセフ)の親善大使も務めているベッカムとその妻ヴィクトリアは、ウクライナ支援のため160万ドル(約1億9000万円)を寄付したという。
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