人気俳優のウィル・スミスが、「第94回アカデミー賞授賞式」で、見事主演男優賞を受賞した。
米時間3月27日、米ロサンゼルスにて、映画界最高峰の祭典「第94回アカデミー賞授賞式」が開催。映画『DUNE/デューン 砂の惑星』が6部門、『コーダ あいのうた』が作品賞含む3部門、『タミー・フェイの瞳』が2部門受賞し大盛り上がりとなった。
また今回の「第94回アカデミー賞授賞式」では、ウィル・スミスが映画『ドリームプラン』にて、キャリア初となるアカデミー賞主演男優賞を受賞した。
スピーチの中で「リチャード・ウィリアムズは本当に強く家族を守った男です」「ビーナスとセリーナ、ウィリアムズ一家が自分たちのストーリーを私に任せてくれたことに感謝を申し上げます。彼らの愛情のための大使のような存在になれたらと思います」とコメント。
"Richard Williams was a fierce defender of his family" – Will Smith's tearful acceptance speech at the #Oscars pic.twitter.com/DdGJUbWuIf
— The Hollywood Reporter (@THR) March 28, 2022
さらに涙を流しながら、「受賞したから涙を流しているわけではありません。私の受賞でアーンジャニュー、サナイヤ、デミらキャスト全員、そしてスタッフ、ビーナス、セリーナ、ウィリアムズ一家全員に光が射すことができたことを心からうれしく思います」と語った。
ウィルといえば、今回のアカデミー賞で一番話題となった人物だ。主演男優賞を受賞する前、俳優でコメディアンのクリス・ロックが最優秀ドキュメンタリー作品のプレゼンターとして登場。
その中で、クリスはウィル・スミスとジェイダ・ピンケット・スミス夫妻に向かって、「ジェイダ、映画『G.I.ジェーン』の続編が楽しみだよ!」と、坊主頭のジェイダをネタに。ジェイダは以前から脱毛症の悩みを抱えており、それを理由に坊主頭にしている。妻の病気をネタにされたことに激怒したウィルはそのまま壇上に上がりクリスを平手打ち。さらに席に戻った後も「俺の妻の名前を口にするな!」と、放送禁止用語を使ってクリスを罵倒した。
この件についてウィルはスピーチの中で謝罪。「The Academy(米映画芸術化学アカデミー)と、ノミネートを果たした仲間たちに謝りたい」とコメントし、またスピーチの最後には「The Academyがまた僕を式に招待してくれることを願っている」と、主催者側に対しメッセージを送った。