人気女優ニコール・キッドマンのアカデミー賞授賞式で撮影されたあるリアクションの写真が、バズっているという。
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SNSで注目されているのは、ニコールが驚いた様子で口をあけ、眉をひそめて片腕を伸ばしているショットだ。多くのツイッターユーザーはこの写真が、ウィル・スミスがクリス・ロックをステージ上で平手打ちした後に撮られたものだと思っていたが、実はこの写真はこの事件とは無関係なのだという。
Vultureによると、ニコールのこの写真は、ビンタの事件があった数時間前に撮影されたものだそうで「この写真は放送が始まる26分前の少なくとも7時34分(ET)にはすでに話題になっていた」とつづっている。またLos Angeles Timesのカメラマンは、この写真はテレビで放映されていないところで撮影されたものだとコメント。「彼女は、部屋の向こう側にいるジェシカ・チャステインを見て興奮しているように見えました。その後、チャステインはキッドマンと彼女の夫キース・アーバンに挨拶するために歩いてきました」と当時の状況を説明している。ニコールとジェシカはともにアカデミー賞の主演女優賞にノミネートされていた。その後、ジェシカが見事主演女優賞を獲得した。
このアカデミー賞授賞式で最も注目されたと言っても過言ではないのが、ウィル・スミスがステージに上がり、コメディアンのクリス・ロックをビンタしたことだ。ことの発端は、クリスがステージ上で、「ジェイダ、『G.I.ジェーン』(丸坊主の女性キャラが登場する映画)の続編が楽しみだよ!」とウィルの妻ジェイダ・ピンケット・スミスのヘアスタイルをジョークでいじったこと。ジェイダは過去に脱毛症で悩んでいることを公表し坊主にしており、このジョークに激怒したウィルはステージに上がり、強烈な平手打ちをクリスにお見舞いした。その後もウィルは放送禁止用語を使い、「妻の名前を口にするな」などと怒りを爆発させていた。
ニコールの写真はこの事件もあったことから大バズりしたが、実際は関係はなかったようだ。