「アンブレラ・アカデミー」におけるエリオット・ペイジのキャラクターに大きな変更があるようだ。
「アンブレラ・アカデミー」は2019年からネットフリックスで配信されている、コミックスを原作としたスーパーヒーロードラマ。現在シーズン2まで放送されているが、制作中のシーズン3では、エリオット・ペイジのキャラクターがトランスジェンダーであることをカミングアウトするのだという。
今後、エリオットは作品の中でヴィクトル・ハーグリーブズと名乗るようになり、「彼」の代名詞を使うことになる。
これは3月29日(火)、エリオット自身とネットフリックスが公式に認めたものだ。
エリオットは自身のツイートにて、「ヴィクトル・ハーグリーブズをご紹介します」と投稿。
さらにネットフリックスの公式ツイッターは、「ファミリーへようこそ、ヴィクトル。君がきてくれてうれしいよ」と発信している。
Welcome to the family, Viktor — we’re so happy you’re here ❤️ https://t.co/hQwD4Vvlkd
— Netflix (@netflix) March 29, 2022
エリオットといえば、これまで映画『JUNO / ジュノ』『ローラーガールズ・ダイアリー』などに出演する人気俳優として知られ、エレン・ペイジからエリオット・ペイジに改名。2020年12月にトランスジェンダーであること、そして代名詞は彼(he)/彼ら(They)であることを公表。また、乳房切除の手術を受け、「手術は私の人生を完全に変えてくれました」と語り話題となった。
今月初め、ネットフリックスは「アンブレラ・アカデミー」シーズン3の予告編を公開した。
公式のあらすじによると、シーズン3では1963年、滅亡を阻止したあと、アンブレラ・アカデミーは終末を防ぎ、タイムラインを修正したと確信して現代に帰還する。しかしお祝いムードも束の間、彼らは自分たちの状況がまったく元通りではないと気づくのだ。
また、「スパロー・アカデミー」も登場する。アンブレラ・アカデミーと対立する存在として、物語のキーとなるのだ。
そして、自分たちがキッカケとなってしまったかもそれない、宇宙を破壊する正体不明な存在と戦ってきたアンブレラたちは今回、自分たちが戻ってきたとこで変わってしまったものごとを正すことになる。
果たして彼らは、元の生活に戻る方法を見つけることができるのか。それとも、この新しい世界では単なるタイムラインの不具合以上に深刻なものが明らかになるのだろうか。