「第94回アカデミー賞授賞式」のプロデューサーのウィル・パッカー氏が、ウィル・スミスが授賞式のステージでクリス・ロックを平手打ちした瞬間の直後のできごとについて、新たな情報を明かしている。
パッカー氏は、アメリカの朝の情報番組「グッド・モーニング・アメリカ」に近日出演する予定で、今回そのインタビューのプレビュー映像が公開された。
ABC NEWS EXCLUSIVE | TOMORROW ON GMA: #Oscars producer Will Packer speaks out on what happened behind the scenes, moments after actor Will Smith slapped comedian Chris Rock on stage. pic.twitter.com/LnFnNImFJ1
— Good Morning America (@GMA) March 31, 2022
インタビューの中でパッカー氏は、ロサンゼルス市警はウィル・スミスを暴行罪で逮捕する用意をしていたが、逮捕しなかったのには理由があると明かしている。
「彼らは、これは襲撃だと言っていたよ。彼らは『ウィルを捕まえに行こう。準備はできている。今すぐにでも捕まえに行く用意がある。告訴してもいいし、逮捕してもいい』と選択肢を提示したんだ」と、パッカー氏は語った。
「そして警察たちが話している間、クリス・ロックはそれらの選択肢を非常に軽視していたんだ。クリスは『いや、いや、大丈夫だ』って感じだった。そして、私が『ロック、最後までやらせよう』と言うほどだった。ロス市警の警官が彼の選択肢を説明し終えて、『何か行動を起こしましょうか』と言ったんだ。そして彼はノーと言った。彼はノーと言ったんだ」と、そのときの状況を明かした。
またパッカー氏は、アカデミー賞の会場にいる間、ウィル・スミスと直接話をしなかったという。アカデミー側は新たな声明文のなかで、ウィル・スミスに退場を求めたが、ウィルが拒否したと主張したと明かしている。今後、映画芸術科学アカデミーは理事会で、ウィルの懲戒手続きについて話し合う予定である。