人気K-POPグループ BTSのファン、通称「ARMY(アーミー)」たちが、オーストラリアの情報番組に謝罪を求めている。
きっかけはオーストラリアの情報番組「The Project」がツイッターに投稿した動画。4月3日(日)に開催された「第64回グラミー賞授賞式」の様子をハイライトにまとめたものだったのだが、この中に登場したBTSのシーンに、「人種差別」とも取れる不自然な加工がされていたのだ。
@theprojecttv stay in your limits and delete your post.
APOLOGIZE TO BTS#RespectBTS #StopAsianHate pic.twitter.com/LaXreWjrkV— ARMY (@btsbestmoment) April 4, 2022
BTSはグラミー賞授賞式でパフォーマンスすることが以前から決まっていたが、直前になってメンバーが新型コロナウイルスに感染していたことが発覚。渡米そのものが危ぶまれるという事態が起こっていた。しかし直前の検査で陰性が証明され、結果的に授賞式に出席することができた。
そして問題になっているのが、BTSのメンバーの1人、Vが、授賞式を楽しむシーン。Vはジャスティン・ビーバーがパフォーマンスする「Peaches」に合わせて、手でマイクを握るような形をつくり、そのまま口元に持っていって口ずさむ様子を見せたのだが、ここで不自然にも、せき払いのような音声が入れられ、さらにウイルスをまきちらしているような加工がなされたのだ。
まるでV本人がウイルスを保持しているかのような演出に、ネット上では批判が殺到。「人種差別だ」「アジア人ヘイトをやめろ」といった指摘が相次いだ。
BTSのファン、通称「ARMY」も、この動画に激怒。他にも新型コロナに感染し、回復したアーティストが出席していたにもかかわらず、BTSのメンバーだけがターゲットにされていたことを受け、「#APOLOGIZETOBTS(BTSに謝れ)」がトレンド入りした。この批判を受けて、番組側はツイートを削除、謝罪を発表している。