ジョニー・デップの名誉棄損裁判がいよいよ始まる。
俳優のジョニー・デップが、元妻で女優のアンバー・ハードを相手取って起こした名誉棄損裁判が、4月11日（月）よりついにスタートした。
2018年12月、アンバー・ハードはWashington Post紙にDV被害について訴える記事を寄せた。翌年ジョニーはこの記事について、加害者が自身であることをほのめかすような内容となっており、これによって「DVをする人間だ」というイメージがついてしまったとして、アンバーのことを名誉棄損で訴えたのだ。なお問題の記事の中にジョニーの名は一切出てきておらず、暴行の詳細もつづられていない。
ジョニーはこの裁判にて、5000万ドル（約62億8000万円）の損害賠償を求めているが、アンバー側も1億ドル（約125億6600万円）を求めて逆訴訟を起こしていた。
Varietyが報じたところによると、裁判は夫妻が居住していたカリフォルニア州ではなく、ヴァージニア州の裁判所で行われるという。これはWashington Postのオンライン版がヴァージニア州のフェアファックス郡にあるためだ。初日となる11日（月）には陪審員が選定され、今後は証人尋問、証拠テキストや画像の精査などが行われることとなる。
なおジョニーは2020年にも、自身のことを「DV夫」と表現したイギリスのタブロイド紙「The Sun」を相手取った名誉棄損裁判を起こしていたが、こちらは2021年に敗訴している。
これらの騒動を受け、ジョニーは再登板が決定していた『ファンタスティック・ビースト』の続編を降板。自身の代表作でもある『パイレーツ・オブ・カリビアン』の最新作参加についても不透明な状況となっている。
