BTSの兵役問題について、所属事務所の重役がコメントしている。
世界的な人気を誇るK-POPボーイズグループ BTSの所属事務所「HYBE」のCCOであるイ・ジニョン氏が、ラスベガスで開催されているBTSのPRイベント「THE CITY」プロジェクトの関係者懇親会に出席。BTSメンバーの兵役問題について言及した。
イ・ジニョン氏はメディアに対し、「韓国において、兵役がいかに重要な義務であるかを把握している以上、この件について軽々しく口にするべきではないと考えていることは確かだ。しかし、兵役法改正については1日も早く決定されることをのぞんでいる」と語っている。
韓国では、18歳から28歳の男性に対し軍に入隊することが義務付けられているが、2020年に法改正が行われ、BTSのメンバーについては入隊期限が30歳まで延期されている。
しかし今年、BTSの最年長メンバーであるジンが30歳を迎える。そこで韓国の国会では、BTSのように大きな功績を残したアーティストに対して、兵役免除となる特例を設けるよう議論が続けられている。
ジニョン氏は「BTSのメンバーは現在、兵役に関して会社の判断にゆだねている。すでに国から要請があれば受け入れるという姿勢も何度も伝えており、その意見は変わっていない」と語ると、「ここ数年で法改正が行われ、今後の入隊時期を予測することがむずかしくなってきており、事務所側としても法案の行方を注視している」と続けた。
そのうえで、「最終的には社会とBTS双方にとって有益な判断が下されるよう、できる限りの努力をするつもりだ。全世界の関心事であることも承知しているため、問題が議論され続けるよりも、一刻も早く結論が出されることをのぞんでいる」と付け加えている。
