『ファンタスティック・ビースト』最新作『ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密』の中で、同性愛に関するセリフが、中国での公開を前に削除されたことがわかった。
※『ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密』のネタバレを含みます。
Varietyによると、アルバス・ダンブルドア(演:ジュード・ロウ)と、ゲラート・グリンデルバルド(演:マッツ・ミケルセン)の恋愛関係への言及が、本作から削除されたという。
142分の上映時間のうち、編集されたのはわずか6秒で、具体的にカットされたセリフは、「because I was in love with you(僕が君に恋をしていたから」と、「the summer Gellert and I fell in love(ゲラートと僕が恋に落ちた夏)」で、残りの部分は残し、ダンブルドアとグリンデルバルドが親密な関係であったことは伝えているという。
ワーナー・ブラザースは、「スタジオとして、我々はリリースするすべての映画の整合性を保護することを約束し、それは市場の様々な要因に敏感に対応するために、ニュアンスのカットを行う必要がある状況におよびます」とコメント。さらに「私たちの願いは、クリエイターによってリリースされたように私たちの長編映画を世界中でリリースすることですが、歴史的に我々はローカル市場で行われた小さな編集に直面しています」 と、カットについて言及。
また、「『ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密』では、6秒のカットが要求され、ワーナー・ブラザースは現地の要件に従うためにそれらの変更を受け入れましたが、映画の精神はそのままです」「私たちは世界中の観客にこの映画を見て楽しんでもらいたいと思っており、中国の観客にもこのような小さな編集があっても体験してもらうことが重要です」と、編集を受け入れていることを明らかにした。
ハリー・ポッターの作者のJ.K.ローリングは、2009年にダンブルドアがゲイであることを明らかにしていたが、これまでの作品の中で言及することはなく、映画『ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密』にて初めてそのセクシュアリティーが正式に明かされた。