女優のジュリア・ロバーツ(54)が『Ticket to Paradise(原題)』で、約20年ぶりにロマンティック・コメディ映画に復帰する。
ジュリア・ロバーツといえば、これまで映画『プリティ・ウーマン』『ベスト・フレンズ・ウェディング』『ノッティング・ヒルの恋人』など、最も記憶に残るロマコメ映画に出演してきた女優だが、それ以降の約20年の間、同ジャンルの映画から遠ざかっていた。
そんなジュリア・ロバーツが、ニューヨーク・タイムズ紙の新しいインタビューで、長い間ロマコメから遠ざかっていた理由を明かしている。
「ロマンティック・コメディをやっていない時間を、私がやりたくなかったからだと誤解する人が時々いるの」と、わざと避けていたわけではないと告白。
さらにジュリアは、「もし、『ノッティング・ヒルの恋人』レベルの脚本や、『ベスト・フレンズ・ウェディング』レベルのおもしろさのものだったら、やってたわ。(『Ticket to Paradise』の監督の)オル・パーカーが脚本と監督を務めたこの映画までは、それらは存在しなかったの」と、久しぶりにロマコメを引き受けたのは、内容のよさが決め手だったようだ。
また、ロマコメにコミットしていなかった理由は、3人の子供たちのこともあったようだ。
「ここで重要なのは、もし私が何かを十分だと思えば、それをやっていただろうってことなの。でも、この18年の間に3人の子供が生まれたのよ」「作品の素材がいいか悪いか…それだけじゃないから。夫の仕事のスケジュールや子供たちの学校のスケジュール、夏休みなどの計算式も必要になってくるからね」
さらに、「『あ、これやりたいかも』だけではないの。私は家族と一緒に家にいることに大きな誇りを感じているし、自分を主婦だと思っている。子供たちが小さい頃は、彼らのお父さん(ダニー・モーダー)が出かけていくのを見て、私も少しは働いていたけど、子供たちはほとんど気がついてなかったわ。子供たちが昼寝をしているときだけ、私がいないような感じだった」と、家庭に集中していたことを明かした。