俳優のジョニー・デップが、元主治医のデヴィッド・キッパー医師に送った個人的なメールが、法廷で公開された。
現在ジョニー・デップは、元妻で女優のアンバー・ハードを相手取り、名誉毀損裁判をおこなっている。今回の裁判は、2018年にアンバーがワシントン・ポスト紙に寄せた、DV問題に関する記事をめぐるものだ。アンバーはこの中で、暴行の詳細や加害者の名前を出していないものの、ジョニーは「記事を読めば自分のことを指しているとわかる」とし、2019年に、5000万ドル(約62億6500万円)の損害賠償を求め、アンバーを名誉棄損で訴えた。
この名誉毀損裁判は数日前から行われており、ジョニー・デップと元妻アンバー・ハードは共に審理に出席している。
先日の審理では、ジョニーが2015年3月7日に主治医に送ったメールが公開されたとデイリー・メール紙が伝えている。
そのメールには「やあ、また別のことが起きた。こんなんじゃ生きていけない。彼女(アンバー)はクリスマスのガチョウのようにデタラメだらけだ。もう無理だ。もうこんなのイヤなんだよ!!悪意ある邪悪で執念深い女から放たれる絶え間ない侮辱!この女の毒舌と下品な暴言で、こんなにも傷つくことがあるって知ってるかい?彼女の恐ろしいほどに意図的な暴言と、彼女が最も愛するはずだった男性に対する忌まわしいほどの衝撃的な扱いなんだ」と、アンバーからいかにヒドイ扱いを受けているか、過激な言葉を交えて罵倒している。
さらにジョニーは続けて、「もうこうしよう。彼女の彼女自身への執着は、はるかに重要です。彼女はクソほど野心的なんだ!!!彼女は成功や名声を得るために必死なんだ。だから、俺は買収されたんだろう。彼女は、俺がいかに悲しい年寄りであったかを俺に叩き込んだのさ。とても悲しいよ」と、自分は利用されたという悲しみがつづられている。
これらのメッセージは、ジョニーとアンバーが結婚してから約1ヶ月後に送られたものだ。つまり結婚直後から2人の関係は破綻していたことがわかる。
さらに、このメッセージが送られた約4ヶ月後の2015年7月1日には、さらに別のメッセージが元主治医に送られ、こちらも法廷で公開された。
メディア「Radar」によると、そのメールのなかでジョニーは「俺は、この3~4ヶ月間、平穏な日々を過ごしている。すばらしいことだ。でも彼女はここ3日間、どういうわけかこのとても不愉快で軽蔑的なモードにロックオンされたんだ」とつづっている。
さらに「非難、罵詈雑言、侮辱。最も不当なものにまで身を落としている。『あなたは変わっていない。この絶望的な偽善者。あなたは…あなたは、モンスターを追い出さなかった。あなたはウソばかり。哀れな詐欺師だ』と。俺がどれだけ苦労して、あのモンスターを檻に入れたか知ってるか?そして俺はそれをやったんだ。俺はほかの問題を解決したんだ」と、また過激な内容を送っていたことが明らかになった。