故マック・ミラーに、フェンタニル入り錠剤を渡したとされる男が、10年10ヶ月の禁錮刑を言い渡された。
ラッパーとして人気を得ていたマック・ミラーは2018年9月、フェンタニル入り薬物とアルコール、そしてコカインの過剰摂取が原因で亡くなった。
4月18日(月)に判決を言い渡されたライアン・リーヴィスを含む2人は、マックにフェンタニル入りの錠剤を渡した罪で起訴されていた。
ローリング・ストーン誌が報じたところによると、ライアン・リーヴィスの弁護側は、被告が単なる仲介人であり、マックに渡した薬にフェンタニルが混入されているとは知らなかったとし、量刑は5年が相当であると主張したという。一方、検察側は禁錮12年半を求刑していた。
この判決が下される前、マックの母親であるカレン・マイヤーズが証言台に立っている。
この中で「マルコム(マック)がこの世を去ってから、私の人生は真っ暗になりました。マルコムは息子という存在以上に、私にとって唯一無二の存在だったのです。私たちの間には深く、特別で、かけがえのない絆と血のつながりがありました。私たちは毎日のように、彼の人生、将来設計、音楽、夢などあらゆることを語り合っていたのです」と語ったカレン・マイヤーズは、マックの死について、「フェンタニルの混入を知ったうえで薬物を摂取したとは思えません。彼は未来を楽しみにしていたのですから。私の心に開いた穴が埋まることはありません」と訴えた。
リーヴィスは2019年9月に警察の家宅捜索を受け、医師の処方せん書式、処方せんがないと入手できない複数の薬物、麻薬摂取に使用する道具、さらに大麻などが発見され、逮捕されている。
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