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故トム・パーカーの葬儀に「ザ・ウォンテッド」メンバーやリアム・ペインが参列、最期の別れを告げる

トムの棺を運ぶザ・ウォンテッドのメンバーたち NEWS
トムの棺を運ぶザ・ウォンテッドのメンバーたち

先月、脳腫瘍との闘いの末にこの世を去った、英人気ボーイズ・グループ「ザ・ウォンテッド」トム・パーカーの葬儀がしめやかに営まれ、グループのメンバーはもちろん、同時期に活躍した「ワン・ダイレクション」リアム・ペインらが参列し、故人に最期の別れを告げた。

ザ・ウォンテッドは2009年、オーディションで集まったマックス、シヴァ、トム、ネイサン、ジェイの5人によって結成された5人組のボーイズグループ。2010年に発表したデビュー・シングル「オール・タイム・ロウ」は、全英初登場1位を記録。さらに翌年にリリースした「グラッド・ユー・ケイム」は世界中でヒットを記録した。

【動画】ザ・ウォンテッド「Glad You Came」ミュージック・ビデオ

順調な活躍を見せていたザ・ウォンテッドだが、メンバー間の不和などにより、2014年に活動を休止することを発表。その後は、それぞれ個々のプロジェクトに打ち込んでいたが、2020年、トムが手術不可能の脳腫瘍を患っていることを告白。少しでも長生きするために化学療法と放射線療法を受けているとも明かしていた。

トムの病気がきっかけとなり、ザ・ウォンテッドは2021年9月、実に7年のときを経て再結成することを発表。待望の新曲「Rule The World」のリリースなどに加え、同年9月20日には、闘病を続けるトムの呼びかけで、チャリティー・コンサート「Inside My Head」も開催された。

【動画】ザ・ウォンテッド「Rule The World」ミュージック・ビデオ

グループの再始動に意欲を見せていた彼らだが、3月30日、ザ・ウォンテッドのメンバーは、トムがこの世を去ったことを報告。世界中のファンが悲しみに包まれた。

 

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現地時間4月20日、英ロンドンのペッツ・ウッドにある聖フランシス・オブ・アッシジ教会で執り行われたプライベートな葬儀には、トムの家族や友人が参列。葬儀では、ザ・ウォンテッドのメンバーが棺側付き添い人を務め、妻のケルシーが弔辞を述べたという。

【動画】トムの葬儀について報じる海外メディア

英BBCによると、ケルシーさんはトムの死にショックを受けているため弔辞は事前に録音されたものだったという。弔辞では、ケルシーさんが19歳だったときにトムとナイトクラブの外で出会った日のことを回想。「TOM」と書かれたへアクセサリーを髪につけ、その後もトムとの思い出をふり返ったケルシーさんは「これ以上は望めないぐらい最高の夫でした」と亡き夫トムへ、賛辞の言葉を贈った。

葬儀ではまた、ザ・ウォンテッドのシヴァが、トムはザ・ウォンテッドのメンバー全員と殴り合いのケンカをした唯一のメンバーだったと告白。「ちなみに、彼はすべてのケンカに負けたよ」とオチをつけ、会場の雰囲気を和らげたという。

また、マックスは「彼はあまりにも早く僕らのもとを去りました。僕らは彼のことをとても恋しく思っています。今日、ここで分かち合った心の痛みは、トムの愛のおかげです。(トムの死を悲しむ)外にいる人たちも、世界中の人たちも、彼の残した功績によるものなのです。友よ、安らかに眠ってくれ」と哀悼の意を表した。

4月21日にザ・ウォンテッドのYouTubeアカウントに公開された動画

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