ジョニー・デップが、元妻アンバー・ハードに関する個人的なメールについて語っている。
ジョニー・デップは現在、元妻アンバー・ハードに対する名誉毀損訴訟を行っている。今回の裁判は、2018年にアンバーがワシントン・ポスト紙に寄せた、DV問題に関する記事をめぐるもの。アンバーはこの中で、暴行の詳細や加害者の名前を出していないものの、ジョニーは「記事を読めば自分のことを指しているとわかる」とし、2019年に、5000万ドル(約62億6500万円)の損害賠償を求め、アンバーを名誉棄損で訴え、先日この公判がスタートした。
裁判の中では、ジョニーがアンバーを罵倒する過去の私的なメールも公開。ジョニーの近隣住民で幼なじみであったアイザック・バルックに送ったメールには「アンバーのくさった死体がホンダ(社)のシビックのトランクで朽ち果てていることを願っている」と残酷な文章が記され、また元主治医や、俳優のポール・ベタニーにも「アンバーを燃やし尽くしてやろうぜ!」「死んでるか確かめるために、それから犯してやるよ」といった過激な内容を送っていたことが明らかになった。
こうした元妻に関する私的で過激なテキストメッセージの一部について質問されたジョニー。ジョニーは証言台で、メールの内容について質問された。
これについてジョニーは「いくつかの言及を恥ずかしく思っています。カッとなり感情任せに書いてしまったことが恥ずかしいです。(当時)私が感じていた心の痛みは、どんどん辛くなる一方でした。自由に文章を書くことは良いことですよね。時々感じる痛みが和らぐように、ユーモアをもって対処していたんです」と、自分の想いをユーモアを交えながら文章化することで心をコントロールしていたと述べた。
そして、「時には、ダークユーモアも必要です。私はモンティ・パイソン(イギリスの代表的なコメディグループ)を見て育ったので、そうですね、ダークユーモアになりがちです。言葉は強調するために使われるし、その時に感じていることを表現するために使われるものです。そして、それは成長するのと同じことです。失敗から学ぶのです。そういうことから学んで、前に進むのです。そうやって、自分自身の言葉づかいや、何が重要で何が必要で何が必要でないかを理解するようになっていくのだと思います」と証言。
さらにジョニーは、「僕は文章でかなり表現する傾向があり、ハードの不幸な言葉が僕の心や頭に入り込んでくると、友達に何かを表現するのに最適な方法を見つけようとします。時には、自分がしたことを大げさに表現していることもあります。ただ、彼(アイザック・バルック)に理解してもらうために…自分でも何が何だかわからなくなっているのだと思います。(ただ)自分がこのような状況にいることは分かっており、このままではいけないと思っています」と発言した。