イーロン・マスクは本気でツイッター社の買収に乗り出すようだ。
4月14日(木)、ツイッター社の株式を9%保有し、筆頭株主となった電気自動車大手「テスラ」のCEOイーロン・マスク。
そんな彼がツイッター社を買収するため、公開買付の資金465億ドル(約6兆円)を調達していることがわかった。Variety紙が報じている。
この資金調達は、モルガン・スタンレーや他の金融機関からの情報を含め、今週米証券取引委員会(SEC)に提出された書類から明らかになったものだ。
提出された書類の中でマスクは、「普通株式で発行済みのツイッター株を1株あたり54.20ドルで取得するため、公開買付を開始するかどうか検討している」としたが、「現時点で実行するかどうかを決定していない」と記している。
なお、マスクが9%の株式を取得した翌日、ツイッター社は買収計画を阻止するため「ポイズン・ピル」(毒薬条項)を導入することを発表している。これはいかなる個人も団体も、公開市場で15%以上の株式を購入、取得することを阻止するものだ。これにより、買収を計画するものが株式の大半を購入することが難しくなる。
さらにマスクは書類の中で、前回の買収提案に対し「ツイッター社からの反応がない」ことから、「同社の公開買付を進めるかどうか検討している」と記していた。
現在世界長者番付1位のマスクは、かねてからツイッターを活用しさまざまな情報を発信していた。そんな彼は今回買収に乗り出した理由について、「言論の自由を守りたい」と主張している。
マスクは9%の株式取得直後、ツイッターにて投稿後の内容変更が可能になる「『編集』ボタンを装備するべきかどうか」を問うアンケートを行っていた。
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