今年のアカデミー賞授賞式で、コメディアンのクリス・ロックに対し“平手打ち”をしたウィル・スミス。彼はまだ、クリスに対して個人的に謝罪していないという。Page Sixが報じている。
今年のアカデミー賞授賞式で、クリスがウィルの妻ジェイダ・ピンケット・スミスのヘアスタイルをジョークでいじり、このジョークにウィルが激怒。ウィルはステージに上がり、強烈な平手打ちをクリスにお見舞いした。その後もウィルは放送禁止用語を使い、「妻の名前を口にするな」などと怒りを爆発させていた。
ウィルはビンタについて公に謝罪したものの、アカデミーの会員を正式に辞職。そのわずか1週間後に、今後10年間、アカデミーのすべてのイベントへの参加を禁止されることが発表された。
そんなウィルは、瞑想のためにインドで「スピリチュアルな旅」をしているようだ。ウィルはこの旅が「二度と理性に勝る暴力を許さないためのもの」と主張している。
しかし、ある関係者は「ウィルがインドでヨガと瞑想をする『スピリチュアルな旅』は、彼が何百万人もの前で暴行した人物に個人的に謝罪していないことを考えると、皮肉でばかげたことのように思えます」とコメント。「いくら、ナマステとやったとしても、その埋め合わせにはならない」とあきれた様子を見せていたようだ。
ウィルは、インドのムンバイにあるプライベート空港に到着した際、アカデミー賞以来初めて姿を現し、ファンとの写真撮影に応じていた。
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一方、クリス・ロックの母親は先日インタビューに応じ「ウィルがクリスに平手打ちをした時、彼は私たち全員を平手打ちしたのです」「私の子どもを傷つけることは、私を傷つけることですから」とコメント。今、ウィルに何を言いたいかと聞かれ「『いったい、何を考えていたの?』それ以外、何を言えばいいのか見当もつかない」と説明していた。