ジョニー・デップは過去に、子供たちの目の前で気を失ったことがあったようだ。
これは現在バージニア州の裁判所で開かれている、俳優ジョニー・デップによる元妻アンバー・ハードに対する名誉毀損裁判の中で明らかになったものだ。
4月26日(火)、証言台に立ったのはタラ・ロバーツという女性。彼女はジョニーが持つ広大な敷地を管理し、毎月1万ドル(約128万円)の報酬を得ているという。
そんなタラ・ロバーツはアンバー側の弁護人エレイン・ブレデホフトから、ジョニーが過去にバハマにあるプライベートビーチで突然「気絶した」というエピソードについてたずねられた。
「あなたは、デップ氏がビーチで顔から倒れ込み、気絶したのを覚えていますか?」とたずねられたタラは、「はい、彼はビーチで気絶していたと記憶しています」と返答。
エレイン・ブレデホフト弁護士はその場にジョニーの娘リリー=ローズ・デップ(当時13歳)と息子ジャック・デップ(11歳)がいたことを確認すると、アンバーもその場にいたと付け加えた。
さらに「あなたは当時、デップ氏が突然倒れた際、ジャックもその場にいたことを覚えていますか?」とたずねられたタラは、「はい」と答えている。
重ねてブレデホフト弁護士は「あなたはリリー=ローズが、彼女の目の届かないところで父親が酒を飲んでいたことに動揺していたことを覚えていますか?」と質問していたが、これについてはジョニー側の弁護人から反対されたため、タラが答えることはなかった。
この裁判は2018年にアンバーがワシントン・ポスト紙に寄せたDV被害を訴える記事を寄せたことに対し、ジョニーが「自分が加害者であるかのように書かれている」と主張し、損害賠償を求めているものだ。
争点は「ジョニーによるDVの有無」であることから、アンバー側の弁護団は背景にジョニーの薬物やアルコールへの依存があるのではないかと見ている。今回の質問も、ジョニーのこれらの疑惑を追求する意図があったようだ。