人気俳優のドウェイン・ジョンソンが主演を務める『ブラックアダム(原題)』。本作の予告編が先行上映されたのだが、その際のブラックアダムのセリフに批判の声が上がっている。また、ドウェイン本人がその批判に反論してる。
『ブラックアダム』は、2008年から主演のドウェインが実現しようとしていたDC映画だ。DCコミックスの人気作『シャザム!』(2019年)のスピンオフとなる映画で、シャザムの宿敵ブラックアダムにフォーカスした作品となる。何度かの製作延期を経て、今年初めにジャウム・コレット=セラ監督のもと、ドウェインの他にピアース・ブロスナンなど、豪華キャストが参加して撮影が開始された。また本作は、DCEU全体の流れを変える作品として注目されている。
今年のシネマコンでは、『ブラックアダム』の予告編が先行上映された。その映像は残酷だったといい、ダークな物語を約束するものと評されている。予告編は、ドウェイン演じるアンチヒーローのブラックアダムが、誰かを激しく殴り、空へ飛ばして殺してしまうシーンで締めくくられていたという。
また何者かが 「ヒーローは人を殺さない」と発言し、それに対してブラックアダムが「俺はやる」と答えるのだ。この内容が報道されるやいなや、ファンの一部からは、ドウェインのセリフはナンセンスだという声が上がった。これまで、DCヒーローのバットマンやアクアマンなどが人を殺してきたからだ。そんな中、ドウェインがこの批判に反論している。
Once you watch Black Adam you’ll understand the context of the line. It makes sense.
The mythology of Teth/Black Adam.
Ruthless with zero regard.— Dwayne Johnson (@TheRock) April 27, 2022
「ブラックアダムを観れば、このセリフの意味がわかると思う。意味があるんだ。テス/ブラック・アダムの神話。冷酷で見境がない」とツイートした。
本作の予告編はまだ一般公開されていないが、衝撃的とあって期待の声も寄せられている。『ブラックアダム』は今年の末に米公開予定となっている。