俳優ジョニー・デップを『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズに復帰させるための嘆願書が、再び注目を集めている。
現在、ジョニーは元妻アンバー・ハードを相手取って裁判を起こしている。2018年にアンバーは、ワシントンポスト誌に寄稿した記事で、ジョニーの名前を出してはいないが、自身を家庭内虐待の被害者だと表現していた。このことにより、ジョニーのキャリアに「破壊的な」影響を及ぼしたとして、ジョニーは名誉毀損で訴えている。今回の裁判は連日、ライブ中継されており、全世界の注目を集めている。
そんな中、「ジョニー・デップに正義を」と題された嘆願書に、現地時間5月7日時点で47万5000以上の署名が集まっている。この嘆願書の作成者は、「アンバー・ハードはジョニー・デップの人生だけでなくキャリアも台無しにした」と述べている。ジョニーは、『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズにて、メインキャラクターの海賊、ジャック・スパロウを演じていた。
嘆願書の中では「ジョニー・デップは、アンバー・ハードが出てくるよりも前の人生を取り戻すに値します。もし、あなたがやってもいないことで不当に非難され、やっていない証拠があり、それでも悪者扱いされたとしたら、あなたは正義を求めませんか?」とつづられている。また「ジョニー・デップはスパロウ役を続投する価値があります。彼を外したのはミスだと思いますが、私に言わせれば非常に愚かなことです・・・。どうか心を入れ替えて、ジョニー・デップ抜きであの映画を公開しないでください」と切実な思いも述べていた。
この嘆願書のページは2年前が最後の更新だった。またジョニーの復帰を求める別の嘆願書にも、土曜日の時点で77万8000人以上の署名が寄せられている。この嘆願書の詳細には名誉毀損裁判のことは書かれていない。
ジョニーのマネージャーは裁判の中で、アンバーからの虐待告発を受け、『パイレーツ・オブ・カリビアン』の第6作目が中止となり、ジョニーは2250万ドルを失ったと証言していた。