裁判中のアンバー・ハードとジョニー・デップが、それぞれ声明を発表している。
アンバー・ハードの証言により、衝撃的な結婚生活が暴露された5月6日(金)の午後、アンバー・ハードとジョニー・デップの弁護団はそれぞれ声明を発表した。
ジョニー側弁護団は米ピープル誌に対し、「デップさんの弁護人が、先月の冒頭陳述のタイミングですでに予測していた通り、ハードさんの証言はまさに『一世一代のパフォーマンス』でした」とコメントを寄せると、「ハードさんの証言は時間が経つごとに新しく、都合のいいものになっています。一方、デップさんの回想は6年前、彼女が初めて告発してから一貫して同じものです。これは彼の発言こそが、環境に左右されるものではなく、真実であるということを示しています」と続けた。
そして、「これから、デップさんの弁護団による最も重要な反対尋問が行われます。ハードさんの複雑な発言の中には、事実と異なる点が数多く含まれていたということが明らかになるでしょう」と締めくくられている。
これを受け、アンバー側弁護団は「先ほど発表された声明に見られるように、デップさんの名誉毀損の主張は急速に崩れており、彼の弁護人は検察官から虐待者に変わりつつあります」と反論。
「デップさんの話が一貫していると主張するのではあれば、DV禁止令が出され、イギリスでの名誉棄損裁判にも敗れた以上、被害者を攻撃し、自らの行動の責任を取らないという行為を繰り返すのではなく、別の戦略を考えるべきではないでしょうか」と付け加えると、「もしデップさんに罪はないというのであれば、どうして彼は何度もアンバーさんに謝罪し、『もうモンスターにはならない』と発言したのでしょう」と続けた。
さらに、ジョニーの「事実とフィクションの区別がつかない病気」が、弁護団にも影響していると指摘したアンバー側弁護団は、「その同じ弁護団がパニックにおちいり、説得力のある証拠や写真が提出されるのを徹底的に防ごうとしているのです。イギリスの裁判と同様、ハードさんの顔を見る勇気もなく、落書きしたり、鼻で笑うような態度を取ることができるのが不思議でなりません」とつづると、「デップさんの態度は、まるで2人の結婚生活のように痛々しいものです。デップさん側は陪審員の注意をそらし、被害者を悪者にするという、負ける要素しかない2部構成の戦略を強化する方法で進めているようです」としめくくっている。