人気ラッパー ニッキー・ミナージュの父をひき逃げしたとされる男が、有罪であることを認めている。
ニッキー・ミナージュの父ロバート・ミラージュを車でひき、殺害したとして罪に問われているのは、チャールズ・ポロヴィッチという男だ。
5月7日(金)、チャールズ・ポロヴィッチは、事件後通報せずにその場を立ち去った罪1件と、物的証拠改ざんの罪1件を認めた。どちらも重罪となる。
この重罪2件だけで、最長7年の刑期が予想されていたが、どうやらそこまで長くなることはなさそうだ。
この事件を担当するハワード・スターリム判事は、ポロヴィッチに科す懲役を1年以下にし、社会奉仕活動と運転免許の停止の処分をくだすことにしたという。これには、ニッキーの母親も怒りをあらわにすると、レポーターに対し、「納得していない」と語っている。
ニッキーの父、ロバート・ミラージュが亡くなったのは2021年2月のこと。ニューヨーク州ミネオラにある雪道を歩いている途中、ポロヴィッチが運転するボルボにひき逃げされた。ロバートをひいたことに気がついたポロヴィッチは、いったん車を降りたが、ケガを負ったロバートに声をかけたのみで通報せず、自宅にもどったという。自宅ガレージに車を停めたポロヴィッチは、車にカバーをかけ、証拠が隠れるようにした。
その翌日、ロバートは搬送先の病院で亡くなっている。64歳だった。
その後、ニッキー本人も自身の公式サイトで事件を報告。「まちがいなく、私の人生における最大の悲劇的な損失です」とつづり、いかにロバートが愛される存在であり、亡くなったことが惜しまれる存在であったのかを付け加えている。ポロヴィッチの判決は、8月3日に言い渡される予定だ。
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