イギリスで1963年から放送されている長寿SFドラマ「ドクター・フー」に、ネットフリックスのドラマ「セックス・エデュケーション」で知られるチュティ・ガトゥが起用されることが決まった。
これは放送局のBBCが発表したもの。13代目ドクターのジョディ・ウィテカーの後任として、新たにドクター役に起用されたチュティ・ガトゥは、「とても光栄」としながらも、「不安もある」と率直な感想を寄せている。
発表を受け「いま現在の私の気持ちを言葉にするのはなかなかむずかしいです」とコメントしたチュティは、「とても光栄という気持ちと、興奮を通り越した不安が入り混じったような複雑な気分なのです。この役柄、そしてこの番組は、私を含め世界中の多くの人々にとって思い入れのあるものです。これまで、信じられないほど才能豊かな方々が、『ドクター・フー』を演じてきました。(そのような)プレッシャーの中で個性を表現し、細心の注意をはらって、このキャラクターを扱ってきたのです」とつづけた。
そして、「私も同じように最大限の努力をするつもりです。(製作総指揮の)ラッセル・T・デイヴィスはドクターと同じくらいこの作品における象徴的な存在であり、一緒に仕事ができることは夢のようです。彼の書く作品はダイナミックでエキサイティング、信じられないほど知的、そして何より、危険と隣り合わせなのです。俳優にとってはある意味、遊び場のようなものですね」と付け加えると、「チーム全体が歓迎の雰囲気を出してくれていて、この番組に尽くしているのがわかります。大変な役目ではありますが、全員で支えあいながら家族の一員になるのだと実感しているところです。ドクターとは違い、私の心はひとつしかありませんが、この番組にすべてを捧げる覚悟です」と意気込みを語っている。