エリザベス・オルセンが、自身が演じたキャラクター、スカーレット・ウィッチ(ワンダ・マキシモフ)への思いを明かしている。
このたび、最新出演作『ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス』(全国公開中)のPRをかねて、Comicbook.comのインタビューに応じたエリザベス・オルセン。そんな彼女は、自分の子供たちに自身が演じたキャラクター スカーレット・ウィッチを「模範的な人物」として見てほしくないと思っているという。
Comicbook.comのジェイミー・ジラックとの会話の中で、スカーレット・ウィッチが若者世代にどのようなインスピレーションを与えるかという話題になると、この映画が“アベンジャーズ”に対するファンの受け止め方に影響を与える可能性があるとエリザベスは述べた。
エリザベスいわく、『ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス』を観た人は、これまでに“ワンダ・マキシモフ”こと“スカーレット・ウィッチ”に対して抱いていた印象がガラッと変わってしまう可能性があるそうだ。エリザベス自身はそれも承知のうえで、若い人には「まちがいを認めること、そしてそこから学ぶこと」をのぞんでいるという。
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インタビューにて、「私が心配しているのは、映画を観た人々が、『彼女は子供たちのお手本になれる人物なの?』と言いはじめることなの。この質問にはあまり答えたくないんだけど、彼女は大きなあやまちを犯した女性よ。子供たちには、彼女がお手本であるかのように思ってもらいたくない。暴力的なあやまちを犯すことをすすめるようなね」と、語ったエリザベスは、「そうね。ただ一つ心配なのは、せっかく彼女が小さな子供たちにも愛される存在になったのに、この作品ではそれをさらに押し進めるような描き方がされていること。それもあって、『子供たちの模範になるか?』という質問には答えたくないのよ」と付け加えている。