ベネディクト・カンバーバッチが主演を務めるマーベル映画『ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス』の脚本を務めた人物が、大御所俳優のトム・クルーズ(59)に、かの有名なマーベル・ヒーロー“アイアンマン”を演じてほしいと熱望していたことが明らかとなった。
現在、全国にて公開中の『ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス』は、元天才外科医にして最強の魔術師=ドクター・ストレンジ(演:ベネディクト・カンバーバッチ)の活躍を描いたマーベル最新作。同作には、ワンダ・マキシモフ/スカーレット・ウィッチ役で知られるエリザベス・オルセンも出演しているとして、MCU作品のファンの間で大いに話題となっている。
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『ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス』で脚本を務めたマイケル・ウォルドロンが最新インタビューで明かしたところによれば、ウォルドロン氏は同作でトム・クルーズに別バージョンの“アイアンマン”を演じてもらいたかったのだという。なお、オリジナルのアイアンマンは、トムと同世代の俳優ロバート・ダウニー・Jr.が好演。数いるマーベル・ヒーローの中でも特段の人気を誇っていたが、『アベンジャーズ/エンドゲーム』(2019)で残念ながら命を落としている。
その一方で、ファンたちの間では本作の公開前から、トム・クルーズが別世界(別次元)のアイアンマンを演じるのではないかという説が浮上。また、第2弾の予告編が公開された際、スカーレット・ウィッチが闘っている相手はトムなのではないか?とのウワサもあがったこともあり、トムの出演説は一定の支持を集めていた。
【動画】ファンの間で話題となった予告編 第2弾
米Rolling Stone誌のインタビューに応じたマイケル・ウォルドロンは、ファンたちの間で話題となったトムの出演説について「ああ、あれは完全なるでっちあげだよ。つまり、トム・クルーズのカット映像はないんだ」「だけど、僕はトム・クルーズが大好きで、ケヴィン(※)にあるとき、トム・クルーズにアイアンマン役で出させてみませんか?って言ったんだ。昔、Ain’t It Cool News(エンタメサイト)でトム・クルーズがアイアンマンになるっていう記事を覚えていてね」と自身は乗り気だったことを告白。しかし、マーベル側は誰一人としてトムのスケジュールを確認しなかったという。
※ケヴィン・ファイギ…マーベル・スタジオの社長
なお、アイアンマン役で世界中にその名をとどろかせたロバート・ダウニー・Jr.だが、実は彼がキャスティングされる前、アイアンマン役として白羽の矢が立っていたのは、トムであった。しかしながら、トムはアイアンマンを演じることを辞退。トムはその後、同役を断った理由について、ウェブサイト「IGN」に対し、「うまくいくような気がしなかった」と答えている。
公開情報
『ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス』
全国公開中!
配給:ウォルト・ディズニー・ジャパン
(c) Marvel Studios 2022