『パイレーツ・オブ・カリビアン』などで知られる俳優のジョニー・デップが、現在行われている名誉毀損裁判の中で、元妻で女優のアンバー・ハードとの関係が「正しくない」と気づいた決定的瞬間について明かした。
ジョニーとアンバーといえば、2011年の『ラム・ダイアリー』の共演をきっかけに交際に発展し、その後2015年2月に挙式。しかし2016年5月に、アンバーがジョニーに虐待されたと訴え、DV禁止令を求めたことで破局した。その後、離婚は2017年1月に成立した。離婚後は法廷闘争がますます激しくなり、2人は何年も世間の注目の的となってきた。現在行われているのは、2018年のアンバー・ハードによる記事の中でジョニーのイメージが傷付けられたとして起こした名誉毀損裁判だ。
先日、証言台にジョニーが立った際、アンバーとの関係における「赤信号」について明かした。結婚していたとき、ジョニーのブーツをアンバーが脱がせるという“夫婦のルール”があったという。しかし、アンバーが電話をしている間にジョニーは自分でやろうとしたところ、その後アンバーが激怒したのだという。ジョニーは「彼女は『これは私の仕事。あなたはそんなことしないで』と言ったのです。私がルールやルーティンを破ったことにより、彼女は明らかに動揺していました。私は立ち止まりました」と証言した。ジョニーは、アンバーとの関係が「正しくない」と気づいたのは、この小さな瞬間だったという。これまで明かされてきた2人の衝撃的な喧嘩の内容などからすると、ちっぽけなもののようにも思えるが、この証言はジョニーがアンバーと夫婦だった時に、彼の心の中で起きた変化をあらわしている。
またブーツの件の後も「あのようなことに気づいたら、他のことにも気づきますし、いろんなことが見えてくるのです。そして1年、1年半の間に、彼女はほとんど別人となっていったのです」とジョニーは証言している。