ジョニー・デップの弁護士は、アンバー・ハードが証言台でケイト・モスの名を挙げたことがうれしくてしかたがなかったようだ。
現在、米バージニア州の裁判所で開かれている俳優ジョニー・デップが元妻で女優のアンバー・ハードを名誉棄損で訴えている裁判。
先日、アンバー・ハードも自ら証言台に立ち、ジョニーと交際、結婚している間にどれほどの仕打ちを受けてきたかについて感情たっぷりに訴えたが、この内容の一部が誤っているとして、ジョニー側の弁護士はこの状況を喜んでいるという。
5月5日(木)、アンバーは証言の中で、2015年、ジョニーがアンバーの妹ホイットニーを階段から突き落そうとするのを恐れるあまり、ジョニーの顔面を殴ってしまったことがあったと語った。このときアンバーの頭の中には、瞬時に「ケイト・モスの階段事件」が思い浮かんだという。
「ケイト・モスの階段事件」とは、1990年代、ジョニーがスーパーモデルのケイト・モスと交際していた頃、彼女を階段から突き落したのではないかとウワサされているものだ。
しかし、この件はあくまでもウワサであり、かつ、今回の件とは関連性がないと思われるような内容を裁判に持ち出すことは通常、許されないという。
もし、この件が証言として認められれば、ジョニー側は今後、法廷でケイトに電話をする可能性も出てくる。「階段事件」について「事実ではない」との証言が得られれば、これをアンバーへの反対尋問に利用できると考えているようだ。
また、今回の裁判とは関連のない過去の疑惑が認められるならば、ジョニー側が過去のアンバーの不祥事を持ち出す可能性もあるという。
2009年、アンバーは当時交際していたタシャ・ヴァン・リーからDVで訴えられたことがあった。その後、裁判はタシャ・ヴァン・リーの誤解だったとして取り下げられたが、今回の「ケイト・モス事件」の発言を受け、ジョニー側がこの疑惑を再び掘り起こす可能性は十分に考えられる。