エド・シーランが、脳腫瘍との過酷な闘病中にあったトム・パーカーの治療費を無私の心で負担していたことが明らかになった。
人気ボーイズ・グループのザ・ウォンテッドのトム・パーカーは、2020年10月に膠芽腫(こうがしゅ)と呼ばれる、手術不可能な脳腫瘍と診断され、今年3月、33歳という若さでこの世を去った。
がん闘病の最中、トムの親しい友人たちは彼のもとに集まり、可能な限り最高のケアを24時間体制で受けられるようにしていたという。
そしてそのケアをしていた人々の中には、イギリスの人気シンガーソングライターのエド・シーランも含まれていた。英サン紙によると、5月26日に発売される、トムの回顧録「Hope: My Inspirational Life」には、エドについてもつづられているという。
トムはエドのことを「特別な人」と呼び、彼の親切な行為は、彼と妻のケルシー・パーカーにとって「とてもかけがえのないもの」だったそうだ。
「これまで公言したことはなかったけど、(そして今僕がそれをすることに彼は怒るだろうけど)、エドはとても特別な男だ。僕が他の治療法を模索し、民間免疫療法を受けていたとき、彼は僕の医療費を助けてもくれた」と、つづられているという。
「彼がそこまでする必要はなかったけど、妻のケルシーと僕は彼のサポートにとても感謝しています、とてもかけがえのないものなのです」
エドは、10年以上前に、ザ・ウォンテッドのツアーに参加。ザ・ウォンテッドは2014年に活動休止したが、2021年に再結成しベストアルバムと闘病中のトムを支援するためロンドンでチャリティー・コンサートを開催。エドはこのコンサートにも参加していた。
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