5月16日(月)から始まったアンバー・ハードへの反対尋問に先立ち、代理人が声明を発表している。
4月からバージニア州の裁判所で開かれている、俳優ジョニー・デップによる元妻で女優のアンバー・ハードを相手取った名誉毀損裁判。
2018年にアンバーがワシントン・ポスト紙に対して寄せたDV被害を訴える記事について、ジョニー・デップが「まるで自分が加害者であるかのように書かれている」と主張。公人としてのイメージを傷つけられたとして損害賠償5000万ドル(約64億6500万円)を求めているものだ。
ジョニーは4月下旬に証言を終え、現在はアンバーが証言台に立ち、3日目を迎えている。
ジョニー、アンバーともにこれまで、それぞれの言い分を主張し、ドロ沼の展開となっているこの裁判だが、16日にはいよいよ、アンバーがジョニー側弁護人から反対尋問を受けることになった。
これに先立ち、アンバーの代理人が米ピープル誌にコメントを寄せた。
代理人はこの中で、「裁判を担当する弁護人の間では、古くから伝えられている言葉があります。『事実があなたの側にあるときは、事実を主張しなさい。事実があなたの側にないときは、演壇をたたきなさい』と。本日、デップ氏の弁護人は演壇ではなく被害者をたたくと予想しています」と、ジョニー側がアンバーに圧力をかける可能性を示唆。
そのうえで、「われわれはその結果、裁判が恐ろしく、絶望的なものとなることを恐れています。圧倒的な証拠、つまり事実は、デップ氏側にはないのです。デップ氏側の弁護人は、裁判の中心的な争点を避けるでしょう。それは、アンバーや他の女性たちに、憲法修正第1条の言論の自由があるかどうかという点です」と付け加えている。
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