ジェリー・ブラッカイマーが、ジョニー・デップが『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズに復帰する可能性について、ついに言及した。
『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズの主演を務めてきたジョニー・デップは、現在、元妻で女優のアンバー・ハードに対する名誉毀損裁判の真っ最中。裁判の中でジョニーの弁護士は、ジョニーが、『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズ最新作への出演が叶わなかったのは、アンバー・ハードがワシントン・ポスト紙に寄せたDV被害を訴える記事が原因だと主張。もし、第6作目への出演が決まれば、2,250万ドル(約29億2,701万円)もの大金を稼ぐ可能性があったとも述べた。
その一方で、ジョニー自身は、どんなに大金を積まれても、もう同シリーズに復帰したくないとコメントしている。
そんな中、『パイレーツ・オブ・カリビアン』の監督として知られるジェリー・ブラッカイマーは、ジョニー・デップと同フランチャイズの将来についてThe Sunday Times紙に語っている。
ジェリー・ブラッカイマーは、『パイレーツ・オブ・カリビアン』第6作目で、ジョニーがジャック・スパロウ船長を演じるために戻ってくる可能性は低いだろうと指摘した。
この話題について聞かれた際、「今の時点ではない」とブラッカイマー監督は答え、また「将来はまだ決まっていない」と付け加えた。
また、ブラッカイマー監督は『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズをもっとリードする別の俳優を検討していることを明かしており、女優のマーゴット・ロビーをこのフランチャイズに参加させたいという。マーゴット・ロビーはすでに同シリーズのスピンオフ映画で主演が決定しているが、監督は本シリーズの方にも彼女を出演させていと考えているようだ。
「我々は現在2つのパイレーツの脚本を開発中なんだ。ひとつは彼女が出演するもの、もうひとつは出演しないものだ」と彼はインタビューで話している。ジョニーの復帰の可能性がほぼない状態のいま、人気女優のマーゴットが今後シリーズを引っぱっていくことになるかもしれない。