ミランダ・カーとエヴァン・シュピーゲルの行動が感動を呼んでいる。
人気モデルのミランダ・カーと、実業家のエヴァン・シュピーゲル夫妻はこのたび、カリフォルニア州にある芸術大学の卒業生が抱えていた借金を「肩代わり」したのだという。
これはロサンゼルスにある芸術大学「オーティス・カレッジ・オブ・アート・アンド・デザイン」が明らかにしたもので、夫妻はこの大学に対し、今年度卒業した学生が抱えていた授業料などの借金を「チャラにする」のに十分な額の寄付を行ったという。
これは大学の歴史の中でも最も大きな額であるとのことで、すべてエヴァンが設立した基金「Spiegel Family Fund」を通して行われたそうだ。
寄付にあたり、ミランダとエヴァン夫妻は「オーティス・カレッジ・オブ・アート・アンド・デザインは若きクリエイターたちが自分自身の芸術的な特性を発見し、さまざまな業界やキャリアで活躍できるよう支援する、特別な教育機関です」とコメントを寄せると、「私たち家族は、今年度の卒業生に恩返しし、サポートできることを光栄に思っています。この寄付により、卒業生が自分たちの情熱を追求し、世界に貢献し、将来にわたって人類にインスピレーションを与えるものとなることを祈っています」と寄付の目的を明かした。
なお週末に行われた式典にて、夫妻は学校側から名誉学位を授与されている。
近年、アメリカでは大学授業料の高騰(こうとう)や新型コロナウイルス感染拡大による収入減のため、授業料や生活費などで学生ローンを組む大学生が増加しており、その借入額は多くが10万ドル(約1291万円)以上だとされている。そのため卒業後も返済で苦しめられるケースが増加し、問題となっている。
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