女優で歌手のダヴ・キャメロンとソフィア・カーソンの、“『ディセンダント』コンビ”が公式再会し話題となっている。
『ディセンダント』は、“もしディズニーの悪役たちに子供がいて、彼らが10代だったら…？”という斬新なアイデアから生まれた、米ディズニー・チャンネル放送のTV映画シリーズ。生まれ育った環境や自身の生い立ちを卑下するのでなく、自分たちの力で新たな人生を切り拓いてくストーリーが共感を呼び、のちに『ディセンダント2』（2017）『ディセンダント3』（2019）の計3作品が制作・放送された。
【動画】「Ways to Be Wicked」（『Descendants 2』より)
そんな大人気の同シリーズに、主要キャストのひとりで、『101匹わんちゃん』に登場する悪役クルエラの息子カルロスを演じていたキャメロン・ボイスは、『ディセンダント3』の放送をあと1か月後に控えた2019年7月6日に20歳という若さで他界。死因は、睡眠中に持病である「てんかん」の発作が起きたためであった。
キャメロンの突然の死に、家族や友人はもちろん、『ディセンダント』のキャストやスタッフ、そして世界中のファンが愕然。『ディセンダント』で主演を務めていたダヴ・キャメロンはのちに、米Seventeen誌のインタビューの中で、「私たちは無言ですすり泣いたわ。もし“非常にショックで悲しい”よりも、私が感じている痛みの深刻さを表現する言葉があるならば、まちがいなくその言葉を使うわ」とキャメロンを失った悲痛な想いを明かしている。
そんなダヴは、5月18日、米ロサンゼルスにあるソーホーウェアハウスで開催された「キャメロン・ボイス財団」主催のイベント（The Cameron Boyce Foundation’s Cam For a Cause Gala）に出席。ダヴのほか、『ディセンダント』で共演したソフィア・カーソンや、カラン・ブラー、ソフィー・レイノルズ、ケニー・オルテガ監督など、生前キャメロンと親交のあったセレブたちが大集結した。
★『ディセンダント』シリーズで唯一無二の親友を演じたダヴとソフィア
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キャメロンが23歳になる約2週間前に行われた同イベントは、「てんかん」と「てんかんによる突然死（SUDEP）」と闘う人のための資金調達と病気への意識を向上させる目的で開催された。
★『ディセンダント』シリーズで監督を務めたケニー・オルテガ監督（中央）と
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キャメロンの父ビクターさんは、米People誌に対し、「キャメロンは（本来ならば）今年23歳になるはずでした。そのことを考えているだけで、毎日毎分、私の胸は張り裂けそうです。ですが、毎年彼の誕生日になると、彼はプレゼントをほしがらなかった。彼は恩返しをしたがっていて、いつも何かほかの人のためになることをしていました。その精神が、私たちがこのガラをやっている理由です」と、イベントを開催した理由について語っている。
キャメロンの死後も、つながり続けている『ディセンダント』キャストや、ディズニー・チャンネル・スター、親交のあったスタッフや友人たちの“輪”。これもひとえに、キャメロンの人柄あってのものだろう。
