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ウィル・スミス、アカデミー賞での平手打ち事件を予知していた!? 過去にサイアクの幻覚を見ていた…「仕事も金も全て失う地獄の経験をした」

ウィル・スミス Photo: Image Press Agency/NurPhoto/Shutterstock NEWS
ウィル・スミス Photo: Image Press Agency/NurPhoto/Shutterstock

今年3月に開催されたアカデミー賞授賞式にて、コメディアンのクリス・ロックのジョークに激怒しステージ上で平手打ちをした俳優のウィル・スミス。彼はこの騒動を起こす前に、キャリアや財産を失うような幻覚を見ていたようだ。

ウィル・スミスといえば、今年3月27日(日)にロサンゼルスのドルビーシアターで開催された映画の祭典「第94回アカデミー賞授賞式」にて、プレゼンターをつとめたコメディアンのクリス・ロックによる、自身の妻ジェイダ・ピンケット・スミスの髪型をネタにするような発言に激怒。

ステージに上がると、突然クリス・ロックに「平手打ち」をお見舞いした上で、席に戻ったあとも、放送禁止用語を連発してクリス・ロックを非難するという前代未聞の事件を起こし大きなニュースとなった。

騒動の後、ウィルの出演が決まっていたとされるネットフリックス映画『Fast and Loose』と人気シリーズ『バッドボーイズ』最新作の制作中断が発表され、またウィルはアカデミーに関連するイベントから出禁処分を受けた。

今回ウィルはネットフリックスのトーク番組シリーズ「デヴィッド・レターマン: 今日のゲストは大スター」のゲストとして登場。このエピソードは、「平手打ち事件」の数か月前に収録されたものだ。

そこでウィルは、「アヤワスカ」という茶を飲んだことがあると話す。このアヤワスカとは、南米のペルーからブラジルまでを流れるアマゾン川に生えている植物の根を他の植物と煮出しお茶として飲まれるもので、先住民の儀式で薬として飲まれている。アヤワスカに入っているDMT(N,N-Dimethyltryptamine)という成分に強い幻覚作用があり、一部のキノコや植物に含まれている。いわゆるサイケデリック(精神展開薬)と呼ばれる種類のものだ。

このアヤワスカを飲んだ際のことを振り返るウィル。「幻覚を見ている感じじゃないんだ。自分は部屋にいて、座っていることはちゃんとわかる。視界もしっかりしてる。現実と幻覚が交わっているわけでもない。完全に別物だった」と語る。

この体験を「人生で最も地獄な精神体験だった」と表現したウィル。「お茶を飲んでて、座ってた。そしたら急に自分のお金、家が飛んでなくなっていくのが見えた。僕のキャリアもなくなって。『ああ!』って感じだった」「でも僕は金もキャリアも、取り戻そうとしていなかった。人生全てが崩壊しているのに、ただ吐くのを待っているだけ。そしたら『このクソが人生ってもんだ』って声が聞こえてきて。『最悪だ!』って思ったね」と話し、自身のキャリアや人生そのものが崩壊する恐ろしい幻覚を見たという。

しかしこの幻覚トリップが終わった際、ウィルには「重要な気づき」があったという。「人生で何が起ころうと僕はそれを乗り越えられるとわかったんだ。誰を失おうと、人生でどんなまちがいが起ころうと。結婚生活においても、なんでもだ」「この気付きはアヤワスカの精神トレーニングの一部なんだ。まず、自分が心配している99%のことは実際に起こらない。そして99%の苦痛や悲惨さは自分で作りだしているだけ。現実じゃないんだよ」と語った。

この話をした数か月後に起きたクリス・ロックへの平手打ち騒動。この事件後、ウィルはセラピーに通っているとの情報もある。





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