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ケヴィン・スペイシー、性的暴行騒動からの復活を画策? YouTubeに奇妙な動画を公開

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性的暴行が告発され、ハリウッドから姿を消したオスカー俳優 ケヴィン・スペイシー(59)が、復活を画策? YouTubeに奇妙な動画を公開した。

アカデミー賞、エミー賞を手にし、実力派俳優として人気も知名度も得ていたケヴィン・スペイシーだが、2017年10月に、当時14歳の俳優に性的暴行を加えようとしたことを、被害者から告発された。このとき彼は、自身がゲイであることをカミングアウトしたが、「ごまかし」であると火に油を注ぐ結果になり、完成済みの映画「ゲティ家の身代金」からは降板させられ、主演ドラマ「ハウス・オブ・カード」も契約を解除、表舞台から一切の姿を消した。

しかし12月24日、1年以上更新が止まっていたスペイシーの公式YouTubeアカウントに、「Let Me Be Frank」と題された動画がアップロードされた。動画はサンタクロース柄のエプロンをつけたスペイシーが、カメラに向かって語りかけるという内容。“Frank(フランク)”はもちろん、彼が「ハウス・オブ・カード」で演じた役柄の名前でもあるが、「率直」という意味を持つ単語でもある。

【動画】ケヴィン・スペイシー、復活へ? 「Let Me Be Frank」

NETFLIXは、スペイシーを降板させたあと、彼演じるフランク・アウンダーウッドは「死んだ」という設定のもと、すでに最終シーズンを配信している。スペイシーは「そう、やつらは私たちを引き離そうとした。でも私たちの絆は強すぎるものだ」と、フランクを思わせる南部アクセントで視聴者に語りかけている。

「私はきみたちに、一番の後ろ暗い秘密を明かした。(中略)さぞ衝撃だっただろうが、きみたちに試練を与え、考えさせることになっただろう。信じてくれ。たとえそうすべきではないと感じていても、私たちはまだ終わっていない。誰が何と言おうと。私にはきみたちが欲するものがわかっている。私の復帰だ」

さらにスペイシーは「すべてを事実だと信じている者もいるだろう」と、一連の疑惑についてと思われる発言をしている。彼は「政治も人生も、そうシンプルじゃないと知っているだろう。証拠もなしに信じるのか?」と問いかけており、「私たちが共通認識する出来事について、代償を支払っていないというのなら、私は自分がやっていないことに、支払うつもりはさらさらない」と断言している。

また、「ハウス・オブ・カード」におけるフランク・アンダーウッドの死についてと思われる言及も。「日々、自信が拡大しており、きみたちはすべての真実を知る。ちょっと待て、いま思ったけれど、きみたちは私が死ぬところを見たわけじゃない。そうだろ? 結末は欺きだ」との言葉で、動画を締めくくった。

なお、TVGuideによれば、NETFLIXはケヴィン・スペイシーの動画についてのコメントを拒否。関与についてはキッパリ否定している。

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