アーミー・ハマーをめぐる性的暴行とカニバリズム(食人思考)疑惑に焦点を当てた実録ドキュメンタリーが、米Discovery+とIDで放映される。
現在製作中のこのドキュメンタリー「House of Hammer」では、ハマーの性的虐待疑惑と、彼を含めた悪名高い一族の歴史を中心に描かれるようだ。
Discovery+は発表した声明の中で、「散財、いかさま、職権乱用、中毒、崩壊。5世代にわたって、ハマー家の男たちはどんな金庫でもおさまりきらないほどの秘密とスキャンダルを抱えている」とつづっており、「アーミー・ハマーの犯罪容疑は氷山の一角にすぎない」と続けた。
なお、ハマーについてはかつて、元恋人のコートニー・ヴューセコヴィッチが「ハマーは私の肋骨を折り、バーベキューにして食べたがった」と衝撃的な発言を残している。
「ほんとうにおかしな話だった。もう2度と思い出したくないわ」と語ったコートニー・ヴューセコヴィッチは、当時は彼の狂気を甘く見ていたとしたうえで、「彼、『君にかみつきたい』って言ったの。もし私が指を切るようなケガをしていたら、彼は迷わず吸いついていたでしょうね。私が見た彼の『おかしさ』はそこまでだったわ」と付け加えている。
一方、このドキュメンタリーでは「ぼう大な量の記録と、生存者や家族のインタビュー」を基に、5世代にわたるハマーの一族の闇に迫るという。また、「男性メンバーが、機能不全におちいった名家で特権を暴走させた結果、招かれた壊滅的な事態」についても検証を進めるという。
昨年、元交際相手から性的虐待を告発された上、人食いに積極的であることや過激な性癖をつづったDMが流出し映画の降板に追い込まれたハマー。その後は薬物やアルコール依存からの脱却を目指し、フロリダ州にあるリハビリ施設に入所していた。